![]() |
2012.08.19 Sunday
高野連
作新学院の野球部員が強盗で逮捕されたとのこと。
学校は甲子園に出場中で、今日も勝った。 このままいくと、準々決勝に出る。 この事件で、高校野球連盟は「部員が個人で起こしたことであり、過去の事例から部活動以外で、個人が起こした不祥事で出場を差し止めたことはない」ということらしい。 そういえば、いろいろな不祥事はあったが、いつも高校側が出場辞退していたのかもしれない。 万引きや喫煙でも、甲子園に出られず、涙をのんだ学校もあったはずだ。 え、オカシイと思った人も多いだろう。 高野連も大会中でチームが勝ち進んでいるところで、出場を止めるのは大会運営上の問題があり、いろいろと問題があるので、出すことにしたのだろう。 このあたりのご都合主義は、日本の非営利組織では日常茶飯事になっているが、この感覚は良くないと思う。 こないだ書いた、野球留学の問題も中途半端でフタをして、結局地元出身者ゼロでもOKになっている。 建前と本音に分かれた、ダブル・スタンダードだ。 そこに、朝日・毎日というマスコミが絡んでいるのが情けないのだが…。 そうしないと、高校野球のレベルが上がらない、というのが実質的な解だろう。 そこまで考えたのか、それとも現場の声に流されたのか、それは定かではない。 サッカーの人気が上がり、このままでは野球がマイナーになる、という危機感もあるかもしれない。 しかし、それならそれで、もっとちゃんと説明すべきだろう。 大会運営上、やむを得ず出場させるが、来年度は公式試合禁止にするとか、監督の監督不行き届きで処分するとか、何とでも出来るはず。 過去の事例など関係ない。 そうでなければ、倫理などどこかにいってしまう。 万引きや喫煙で補導、という問題ではなく、強盗で逮捕という事態。 これがお咎めなしなら、マジメにやっているのがバカバカしくなる。 本当に野球のことを考えるなら、答えはわかるはず。 日本の非営利団体にみられる「ものを考えない」、という悪癖を変えていかないと、本当に大事なものを失ってしまうぞ・・・。 |
![]() |