考えたこと2

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高野連
作新学院の野球部員が強盗で逮捕されたとのこと。

学校は甲子園に出場中で、今日も勝った。
このままいくと、準々決勝に出る。

この事件で、高校野球連盟は「部員が個人で起こしたことであり、過去の事例から部活動以外で、個人が起こした不祥事で出場を差し止めたことはない」ということらしい。

そういえば、いろいろな不祥事はあったが、いつも高校側が出場辞退していたのかもしれない。
万引きや喫煙でも、甲子園に出られず、涙をのんだ学校もあったはずだ。
え、オカシイと思った人も多いだろう。

高野連も大会中でチームが勝ち進んでいるところで、出場を止めるのは大会運営上の問題があり、いろいろと問題があるので、出すことにしたのだろう。

このあたりのご都合主義は、日本の非営利組織では日常茶飯事になっているが、この感覚は良くないと思う。
こないだ書いた、野球留学の問題も中途半端でフタをして、結局地元出身者ゼロでもOKになっている。
建前と本音に分かれた、ダブル・スタンダードだ。
そこに、朝日・毎日というマスコミが絡んでいるのが情けないのだが…。

そうしないと、高校野球のレベルが上がらない、というのが実質的な解だろう。
そこまで考えたのか、それとも現場の声に流されたのか、それは定かではない。
サッカーの人気が上がり、このままでは野球がマイナーになる、という危機感もあるかもしれない。

しかし、それならそれで、もっとちゃんと説明すべきだろう。
大会運営上、やむを得ず出場させるが、来年度は公式試合禁止にするとか、監督の監督不行き届きで処分するとか、何とでも出来るはず。

過去の事例など関係ない。
そうでなければ、倫理などどこかにいってしまう。
万引きや喫煙で補導、という問題ではなく、強盗で逮捕という事態。
これがお咎めなしなら、マジメにやっているのがバカバカしくなる。

本当に野球のことを考えるなら、答えはわかるはず。

日本の非営利団体にみられる「ものを考えない」、という悪癖を変えていかないと、本当に大事なものを失ってしまうぞ・・・。


| | 考えたこと | 14:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
60歳
ぼくのいた会社は60歳定年だ。

したがって、ぼくが入社した時の先輩も、ぼちぼち定年になる。
来月定年ということで、宴会の案内のメールをもらった。
2人の先輩が定年になる。

残念ながら宴会の日は別件で行く事ができない。
それで、メールを出した。
ご定年、おめでとうございます、ということになる。
どちらの先輩も、お世話になった思い出がある。

お二人から返事をいただいて、懐かしかった。
今のところ、希望すれば3年間ほど会社に残って、アドヴァイザーのような仕事ができるらしい。
もちろん、1回定年して、退職金をもらい、その後になるので、給料はまた安くなるのだと思う。

今回は会えないが、またいつか、と書かれていた。

そうだなあ、と思う。
ぼくは先に会社を辞めてしまったが、こういうことにお呼びがかかって、幸せだ。

多くの会社が年金の問題で、実質的に定年延長している。
その一方で、役職定年も導入している。
55歳で役職なしになる、というもの。
そのため、55歳になると、給料が下がる。
細く長く、60歳以上まで勤めるというシステムだろう。

そういうふうにしていかないと、若い人を雇えない。
そして、ポストが空かない。
高度成長の頃は、どんどん部署が増えて、勝手にポストができた。
課長代理も課長も、部長も増えていけたのだ。
これからは、そういうわけにはいかない。
どちらかというと、部署の統合を図っていかないといけないだろう。

そういうことを考えて、役職定年、60歳定年・再雇用というシステムを作っている。

しかし、いつまでこういう制度が持つのだろうか。
実際、家電メーカーなどは苦しくなっている。
おまけにパート5年雇ったら、それ以上は正社員にする、という法律ができたらしい。
そんなことをしたら、5年で雇い止めするに決まっている。
結果、5年後に失業者が増えるのだろう。

これ以上、正社員を守るのは無理だろう。
今の民主党は労組が支持母体で、正社員を守ろうとしている。
そうするよりも、みんな非正規社員みたいなものになればいいのだ。

そうすることで、ようやく辞めやすくなる。
そうやって、労働力が移動しやすくしていくしか、産業構造の転換はできない。

いつそうなるか、それが問題だ。


| | 考えたこと | 00:40 | comments(0) | trackbacks(0) |