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2012.08.06 Monday
Touchdown
キュリオシティは無事着陸したらしい。
http://www.astroarts.co.jp/news/2012/08/06curiosity/index-j.shtml 地球から距離にして6000万キロほど離れたところで、史上最も難しいミッションが達成された。 NASAのサイトを見ていたが、着陸したキュリオシティから最初の写真を送ってきた時には、みんな抱き合って喜んでいた。 キュリオシティは900キロもあるので、エアバッグに入れて着陸するわけにはいかない。 そのため、クレーンでつり下げるようにして、ゆっくり下ろす。 なんせ時速2万キロ(秒速5.6キロ)から、減速するのだ。 まず、パラシュートを開くが、大気が薄いのであまり減速しない。 2億ドルかけた探査機をそんなやり方で下ろすのだから、ギャンブルのようなものだ。 また、途中でNASAが指令を出すこともできない。 自動で行うしか方法がない。 NASAのサイトには、着陸のことをTouchdownと書いてあった。 アメリカ人らしい。 アメフトのタッチダウンと引っかけたのだろう。 着陸後、最初の写真を送ってきたが、自身の影が映っていた。 送られた写真を見て、涙ぐむ人もいた。 素晴らしいミッションだ。 おそらく、万単位の人が関わって、ようやく達成できたのだろう。 一人一人は部分的な仕事をしただけだろうが、この組織力はスゴイ。 これから2年間、キュリオシティは火星の大地を走り回って、画像を送ってきたり、土のサンプルを自分で分析したり、いろんなミッションをこなす。 もしかしたら、火星に生命がいるかもしれない。 火星に水があるかもしれない。 どんな発見があるか、楽しみだ。 キュリオシティ(好奇心)を持って、待っていよう。 |
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