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2012.08.28 Tuesday
ジョーク
最近の刑事ドラマを見ていると、切迫した場面でジョークを言うことが多い。
これは海外のドラマの方が圧倒的に多い。 彼らの文化なのだろう。 戦争映画を見ても、日本では悲壮な場面でも、西洋では笑いに変える事が多い。 これは、ストレス下において、力を出すためには緊張をある程度緩和し、リラックスしたほうが力を出せるという事だろう。 ほどよいリラックスが望ましい。 あまり緩和しすぎても逆効果だ。 そういう意味でほどよいジョークを言う。 こういうのは、才能というか、文化というか、難しい。 オリンピックを見ていても、いつも思う。 日本の選手は悲壮感がただよう。 こうなると力が出せない。 もう少しリラックスしたらいいのに、と思う。 まだチームプレーの競技ならマシだ。 一人の競技なら本当にかわいそうになる。 西洋にはコーチングという技術があって、メンタル面のコーチが付いていたりするらしい。 今は日本もそういう人がいるのだろうか…。 どうしても、日本人は精神論で突破しろという伝統がある。 為せば成るという伝統だ。 ど根性といってもいい。 これはどうも効率が悪い。 また、この効率という言葉が日本人は嫌いだ。 「何が効率か」「効率がよければいいのか」と怒る人が出てくる。 効率が良い、ということの価値よりも、ど根性の価値が高いのだろう。 この伝統がいつ頃なくなるのか…。 なくならないかもしれないなあ。 |
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