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2019.10.10 Thursday
OKでない「OKサイン」
「OK」のサインといえば、親指と人差し指で輪を作るのが一般的。
しかし、ネットで調べるとフランスでは輪っかが「ゼロ」を意味して、「お前は無能だ」というような意味にもなるとのこと。 注意が必要だ、と書いてある。 しかし、アメリカでは大丈夫かと思っていたが、そうでもないらしい。 輪を作った親指と人差し指以外の3本の指が問題。 これがちょうど「W」を意味して、「White」、輪っかのところが「P」の上部になって、「WP」つまり「White Power」の意味になるという。 反差別のユダヤ系団体、名誉毀損防止連盟(ADL)をヘイトのシンボルとして、データーベースに追加したとのこと。 WPは白人至上主義という意味だ。 こうなると、簡単には使えなくなる。 アメリカの政治家は使えないだろう。 何でもトランプ大統領が演説中によくこのOKサインを使うので、彼を支持する右翼の一派が「秘密のサイン」として悪ノリして掲示板に載せたらしい。 それが大々的に広まって、白人至上主義への支持表明のサインとして使われ始め、ヘイトシンボルのデーターベースとして登録されたということ。 わけがわからないが、いったんこうなると、OKのサインとしては使えなくなる。 世界各国が自国第一主義で、ポピュリズムに走り始めると、それに対抗して反対の動きも大きくなる。 トランプのアメリカもそうだし、イギリスのジョンソンもそうだろう。 もちろん、中国の習近平やロシアのプーチンだって同じだ。 第二次大戦が終わって70年。 主要国は冷戦を経験し、ベルリンの壁の崩壊で勝負がついたように見えた。 でも、それはほんの一瞬で、そこからだんだんと移民の問題が出てきたり、石油利権で地域戦が起きたりして、今や世界はアメリカ、欧州、中国、ロシアが自分のテリトリーを広げようと競い合っている。 第二次大戦では5000万〜8000万人が犠牲になったが、喉元すぎれば…というやつだ。 今ではいろんなところに火薬庫がある。 特に東アジアはややこしい。 もちろん、中近東やウクライナも危ないところだ。 人類は過去の失敗に学ばないのだろうか。 |
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