考えたこと2

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アシストスーツ
ロボットが進化して人間の代わりになるというのは、コストの問題や人の問題でまだまだ先になると思う。
それよりも、人間とロボットのハイブリッドが早い。
具体的にはアシストスーツというやつだ。
身体につけて、力を補助したりする。

重いものを運んだりする仕事にはピッタリ。
今までのものは重厚長大で、身につけたら動きが鈍くなったりしたようだが、最近のものは良くなったらしい。
運搬や介護などの分野で使われているとのこと。

期待されるのは、労働力人口を増やすことだ。
年をとって何が変わるかといって、一番大きいのは体力が落ちること。
目も悪くなるし、もの覚えも悪くなるのだが、そのへんは何とかなる。
しかし、歩けなくなるとか、力がなくなるとかいうのは、どうしようもない。
労働できる高齢者が増えると、長くなった人生で働く時間も増やすことができる。

アシストスーツは2つに分かれる。
電池とモーターを装備して、自ら力を出すアクティブタイプが新しいもの。
それらの動力を使わないものはパッシブタイプと言われる。
電池や軽量素材(アルミやマグネシウム)、モーターの進化で実用化されてきた。

市場規模でいうと、「調査会社の米ABIリサーチによると、アシストスーツの世界市場は、18年時点で約215億円だが28年には約6500億円になる見通し」とのこと。
日本で作っているのは、アトウンやサイバーダインという会社。

ここでも自動車産業の裾野が活躍している。
自動車の低燃費化のために、軽量化が進んでこういう素材が開発されたり、電動化でモーターの技術も進歩したのだろう。
自動車関連の会社で、これからアシストスーツやロボットなどに鞍替えするところも増えてくるに違いない。

年をとって歩けなくなった人も、アシストスーツが安価になれば出歩くことができる。
認知症の対策にも役立つ。

日経の記事によると、両手でギターを弾きながら、譜面をめくったりすることもできるようになるだろうとのこと。
これは人間の機能拡張型と言われるらしい。
3本目の手が使えるということだ。

ロボットもさることながら、アシストスーツの未来は明るいように思える。
今のうちに株を買っておくのも、いい考えだ。

自動車に並ぶ産業になってほしい。
それが日本のものづくりを支えることができるかもしれない。


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