考えたこと2

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太陰暦
「月の石」という言葉、万博の世代は耳になれている。

アメリカ館に一つ置いてあった。
アポロが持って帰ってきた月の石。
その、月の石を見るために真夏に4時間も5時間も並んだ人もいた。

なぜ、月の石を見たかったのか。
それは月から持って帰ってきたものだからだろう。
人類が地球の外から持ってきたものといえば、それくらいしかない。
月は唯一、有人宇宙飛行で人類が行って帰ってきた天体。

月は人類にとって、不思議な天体でもあったと思う。
満ち欠けがあるからだ。
満月、上弦、半月、下弦、新月という変化がある。

太陽暦以前には太陰暦といって、月の満ち欠けが基準で暦を決めていた。
月の公転周期は29日ちょっとなので、だいたい太陽暦と近いが、時々1年間が13ヶ月になる。
うるう月があったのだ。

だから、太陰暦の時代の暦の表示は難しい。
そのまま表示していると、今の季節感で見てしまうが、それが事実と異なる場合がある。

1600年の1月25日は今の暦でどうなるか?というと3月8日になるという。
でも、1601年の今日は2月27日。1602年は3月16日らしい。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yochicaz/hash6_4_2.html より

だいぶ季節感が変わる。
1月25日というと、これからまだまだ寒くなる、という時期だが、3月ならもう寒さは終わって、梅が咲くという時期。
ちなみに赤穂浪士の討ち入りの日は元禄15年12月14日だが、これは西暦1703年1月30日らしい。
でも、12月14日という日を読み替えず、今の暦で12月14日に義士祭は執り行われる。

明治の改革で、たくさんのものが変わった。
たぶん、明治の人たちは面食らったことも多いだろう。
暦などはまさにそうだ。

でも、明治政府は列強に侵略されるという危機感があったので、強引に今までの文化を断ち切ったのだろう。
それによって、アジアで唯一の先進国になったのは事実。

今でも香港や中国では旧暦の正月を祝っている。
だから、2月に正月がある。
本当は日本もそうだったのだが…。

これからは日本はアジアの一員として振る舞うことが多くなる。
今さら難しいとは思うが、旧暦も大事にした方がいいかもしれないなあ。


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