考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< January 2013 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
神様仏様キリスト様
日本人が困って祈るとき、神様仏様キリスト様という。
この言葉、とてもよく日本人の宗教観を表していると思う。

神様は神社にいて、寝ている。
それを鈴で起こして、賽銭を出して、お願いをする。

仏様はお寺にいる。
これも賽銭を払って、お願いをする。
場合によっては、お経をあげるが、たいがいは題目を唱えるだけでOKだ。

キリスト様は西洋の神様だが、助けてもらえるなら、普段なじみがなくてもお願いはしておこう、という感じで順番も3番目だ。
教会に行ったことがなく、聖書も見たことがなくても、キリスト様、という。

日本人のだれでもがこういう言い方をするわけではないが、昭和生まれにとってはこの言い方はなじみがある。

日本人にとって、表面的な宗教は「助けてくれれば何でもいい」、というものだ。

御利益(ごりやく)が第一。
一般的な日本人にとって、なぜ宗教があるかというと、御利益を求めるからということになる。
日本人は功利的なのだ。

だからといって、日本人が信仰心がないというわけではない。

いろんな国の人が、地震の後の被災者の行動を賞賛している。
略奪があるわけでもなく、整然と避難所で過ごしている。

これは日本人にも何らかの神がいることを示していると思う。

誰も見ていなくても、ちゃんとしないといけない、という共同体の神だ。
何と名付けるかはその人次第。
それは御利益のためではない。
神を恐れるからだろう。

だから、世に言う宗教には御利益を求める。

そのうち、神様仏様キリスト様アラー様というようになるかもしれない。

| | 考えたこと | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
向かない仕事
誰しも得意、不得意がある。

ぼくが不得意なのは、人が絡む仕事だ。
つまり、営業、人事というところのカテゴリー。

まず人の顔と名前が覚えられない。
これは営業では致命的だ。
一度会っただけで名前を覚える人がいるが、信じられない能力に思える。
もちろん、その努力はしているのだろうが…。

それと人事である。
文字通り、人の事をやる。
誰をどこに持って行くかとか、誰を昇進させるかとか…。

この2つの仕事はこの年になって本当に不得意であると痛感する。

いいわけではないが、向かないというのは、若い頃の仕事が原因だと思う。
会社に入って、実験、設計という仕事を30年ほどやった。
モノが対象だった。

それなりに仲間と一緒に考えたり、チームワークで働いたりした。
チームで働くということには何の違和感もない。
というか、一人で働くよりもチームで働く方が好きだ。

でも、それと人が絡んだ仕事とは違う。
頭を使う方向が違うのだ。

人に向かない仕事をさせてはいけない。

好きこそものの上手なれというではないか。
| | 考えたこと | 01:27 | comments(0) | trackbacks(0) |