考えたこと2

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LAUNDRY-GATEの想い出
ちょっと退屈な時間が増えたので、もう一度ユーミンの曲をいろいろ聞いた。
前回のベスト20には入れなかったのだが、やっぱり気になる曲がある。
それが「LAUNDRY-GATEの想い出」だ。
1978年のアルバム「紅雀」に入っている。

この曲はまずアレンジがいい。
松任谷正隆と結婚して最初のアルバム。
だから、彼も気合が入っていたのだろう。

イントロのエレピとブラスはダークなイメージで盛り上げて、歌に入るところで明るく変わる。
暗い曲かな、と思って聞き始めると、イントロで裏切られる。
細かく刻まれるハイハットやドラムの音はゲートがかかった感じ。
80年代の先取りだろうか。

この曲の歌詞は学生時代のユーミンの友達の歌とのこと。
元の米軍立川基地の中に洗濯の工場があり、その門がLAUNDRY-GATE。
2駅続くほどの基地の大きさだ。

歌では、この友達に男の扱いやピザの作り方を習ったり、ジミヘンのレコードを借りて、返さなかったなど、想い出が歌われる。

間奏はまたダークなブルースギターのソロに続いて、うって変わって明るいコーラスがかかったピアノ。
凝った音作りだ。

歌の中では、友達は基地のアメリカ人で、見送る約束に寝過ごして、結局会えずに彼女は滑走路から飛んでいってしまった。

「16の誕生日 私にくれた 苦い口紅つけてきたのに…」

そしてまた暗い感じのブルースギターのソロで締める。

この「ジミヘンのレコード」というフレーズがぼくには響く。
あの時代、あの雰囲気、そういう時代を過ごしていた、ということだ。

ユーミンの声でないと、この曲はダメだと思う。

やっぱりこの曲はいい。


| hdsnght1957kgkt | 音楽 | 17:01 | comments(0) | trackbacks(0) |