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2023.09.21 Thursday
コロナ騒ぎのツケ
今年度の「骨太の方針」の資料に、「コロナのワクチン接種医師の時給は最大で17万9800円」ということが書かれていたとのこと。
日給にしてもすごい額だが、これが時給だという。 3時間やって、50万という仕事。 ちなみに、最小は3404円、平均は1万8884円。 もちろん財務省の資料だったらしいが、こんなバカなことがまかり通っていたらしい。 資料の見出しは「コロナからの正常化を進める中で、改めて今後の医療のあり方を議論すべき時」。 この3年間、異常に支出したことへの反省だろう。 先進国の中でも死者の数は桁違いに少なかったのに、バカみたいに金を使った。 効果の検証をしないといけない。 しかし、厚生労働大臣は日本医師会の武見氏で、「医療関係団体の代弁者になることは毛頭考えていない」と言ってはいるが、一方で「税収増をどう財源としていくか」という発言もある。 これから増え続ける医療費を税金で賄おうとしていると言わんばかり。 岸田総理も、よく業界の利益代表を大臣にしたものだ。 この人事で医療費が減るとは思えないが…。 以前紹介した「人は家畜になっても生きる道を選ぶのか?」を書いた森田医師がyahooニュースの記事の中でコメントしている。 「医療を “産業” や “ビジネス” として捉えてきた日本の医療制度に問題があるでしょう。アメリカを例外として、世界の先進国は医療を “国民の安全保障” とみなし、ビジネスに開放していません。 日本人は比較的健康なのに、人口あたりの病床数は世界一で、欧米の5倍もあるんです。 本来なら病床が埋まるはずがないのに、埋めないと経営が成り立たないから埋めているのです」 これは、コロナ前から厳然として存在していた日本医療の「不都合な真実」だという。 「世界一の病床を持っていたにもかかわらず、その5%しかコロナ病床に使えなかったのは、ふんだんな病床を昔から無駄な治療で埋めているからです。 そして、それを知っていても国は手を出せません。なぜなら、医療を “自由なビジネス” として病院にまかせているため、お金を交付する方法でしか、病院の方針を誘導できないのです」 今回のコロナでの無駄遣いを二度と繰り返さないためには、医療の体制を変える必要がある、ということだ。 武見功労大臣がそれをやる気があるのか、もうすぐ結果が出るだろう。 |
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