考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< September 2023 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
アメリカのEV報道
アメリカでは日本以上にトヨタはEVに消極的だと悪者にされてきた。

その尻馬に乗って、日本のマスコミも日本のメーカーはEVに消極的という評価だった。
豊田元社長が退いたのも、そういう要因があったと思う。

しかし、ここに来てアメリカのマスコミの風潮もようやく変わってきた。
Seizo Trendというサイトに「ゴリ押し“EVシフト”が失敗しそうな裏事情、米紙が「悪者トヨタ」叩きをやめたワケ」という記事があった。

在米ジャーナリストの岩田 太郎という人が書いているのだが、民主党寄りのNYタイムズ紙がEVのゴリ押しからハイブリッドの再評価に立場を変えたということだから、本当なのだろう。

アメリカではEV販売は拡大しているのは事実だが、一方でEVの在庫が92日分もあるということだ。
一方でガソリン車の在庫は54日分しかない。
また、EV専業メーカーであるテスラは、7500ドルの補助金がついて、値下げも行って、販売台数は伸びたが、営業利益は3%減、営業利益は20%増にとどまったという状況。
この4〜6月期は生産過剰になっているらしい。
トヨタもEVであるbZ4Xの在庫が110日分に対して、HVやPHVの在庫は30日を切っている。
明らかに消費者はEVよりもHVやPHVを求めているのだ。

NYタイムズは2021年には「トヨタはクリーンカーをリードしてきたが、今やクリーンカーを遅らせようとしていると批判される」などとトヨタ批判を強めていたが、つい先日の記事では、

「トヨタは炭素排出量を(原料採掘から廃棄までの)ライフサイクルで見た場合に、EVよりもハイブリッド車がより多くの温暖化ガスを削減できると主張している。もちろんポジショントークの面もあるだろうが、トヨタとつながりのない専門家たちに話を聞いたところ、『トヨタの言い分は正確である』とのことだった」

とついに論調を変えた。
さらに、

「そうした専門家の1人であるハーバード大学ロースクールのアシュリー・ヌニェス上席研究員は4月26日に米下院のエネルギー・商業委員会の一部である環境・製造・重要鉱物小委員会で議会証言を行い、「EVの製造は内燃機関エンジン車より多くの炭素を排出する。EV新車はまず2万8000〜6万8000マイル(約4万5000〜11万キロメートル)を走行しなければ、内燃機関エンジン車に対する排出量削減の優位に立てない」と述べた。これは、あまり運転をしない人の10年分の走行距離に当たるという。」

という意見も出ている。
アメリカは間違いもするが、ちゃんと修正していこうとしている。

翻って、日本のマスコミや学術会議はどうなんだろう。
日本のマスコミはEVを神格化して崇めているし、役に立たない学術会議は何も言わない。
CO2を出さないクリーンなエネルギーである原発について、何もコメントしない。
もちろん、処理水の海外放出についてもだ。

いずれEV化は進むだろうが、鉱物資源や電気を作る過程のことも考えると、まだまだ内燃機関の使い道は残っている。
長期的には鉱物資源の持続可能性を考えると、「内燃機関でCO2を出さない」ということも考えないといけないだろう。

やっぱりトヨタは妥当だったのだと思う。






| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
ジャニーズの罪
ジャニー喜多川の性犯罪の話でジャニーズ事務所の存続が揺れている。
性犯罪については、昔から言われていて、それをテレビ局が取り上げなかった。
BBCが取り上げ、仕方なく日本のテレビ局も取り上げざるを得なくなった。
結局日本のテレビ局は、自分たちの利益を最優先して、真実を隠してきたのだろう。

処理水の風評加害と同じことだ。
なんだか知らないが、科学を無視して自分たちの言いたいことを勝手に言っている。
日本の大手のマスコミはもうダメだろう。

でも、ぼくはジャニーズのもっと大きな罪があると思う。
ジャニーズ事務所が隠然たる力を持って、日本のテレビを見る層の音楽界に与えた損害だ。
なんでテレビに出てくる男性タレントがあんなに下手なのか。
韓国のBTSを見れば明らかだ。

かたやダンスはうまいし、英語も話せて、歌もうまい。
コーラスもきれいだ。
アメリカで賞も取った。

それに比べてジャニーズのタレントのひどいこと。
歌は下手だし、ダンスもそれほどキレがない。
英語も話せないし、海外進出など無理だろう。

そうしてきたのは、ジャニー喜多川の好みに合うタレントばかりを売り出したからではないか。
歌やダンスは関係ない。
そんな基準でやってきたからだろう。

ネット上の音楽では男性も歌がうまい。
それほど深くは知らないが、若い人は上手だ。
米津玄師やヒゲダンなど、すごいと思う。
アニソンなど、海外で評価されているが、日本のマスコミは取り上げない。
結局エンタメの向上などおかまいなしで、自分たちが楽に番組を作れればいいのだ。

テレビ局は政治に関しては下らないことでも大きく扱うのに、ジャニーズに関しては契約継続という。
普通の会社だったら、過去の経営者でも児童虐待で問題を起こせば、契約を切るだろう。
ましてや、過去に告発者もいて、虐待の事実を知っていたのに、見て見ぬふり。
本当に日本のテレビ局はガラパゴス化して、ダメになった。
もう日本のテレビはNHKも含め、報道という役割を放棄した。

ジャニーズ事務所は、自主的にテレビエンタメのレベルダウンを招いた罪で解散すべきだと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 07:24 | comments(0) | trackbacks(0) |