考えたこと2

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擬人化家電
今年は家電が状況把握して、話をしたり聞いたりする製品が増えるという予想を見た。
各社ともそういう製品を計画しているらしい。

既にアップルは家電の制御をする機能をスマホに組み込んでおり、それに対応した製品ならスマホからコントロールできる。
フィリップスのLED電球はそういう使い方もできるらしい。
家に帰ってきたらスマホのボタン一つで家中を明るくしたり、寝るときは一気に暗くしたりできる。
グーグルもそういう機能を持たせるらしい。

家電などのコントロールを人間の声でやろうという製品も開発済みだ。
アマゾンやグーグルは既にアメリカで製品を発売している。
英語を音声認識して、いろんなことができる。
これもインターネットに常時接続の環境があり、ブルートゥースなどの無線通信の技術が発達したからこそできるようになった。
アメリカは規格づくりがうまい。
家電を制御する通信の仕組みを規格化して、家電メーカーがそれを使うというようなやり方。
まだ世界統一規格は決まっていないのだが、アメリカが先行している。
コンピューターやスマホの肝になるプログラム(OSという)を握っているから強い。
そこから指令を出して、家電(だけではないが)をコントロールするのだから、元を押さえているのと同じだ。

でも、グーグルやアマゾンの製品は筒状の置物だ。
キリスト教の西洋人は、ヒト型のロボットは気持ち悪いと感じるようだと岩井克人が言っていた。
人間らしい作り物は認めないという気持ちがあるのかもしれない。

でも、日本人は置物に話しかけるのはどうも気が引ける。
やっぱり擬人化したロボットのほうが話しかけやすい。
これは動物を擬人化して描いていた鳥獣戯画あたりから始まるんだろうか。
それを引き継いだ?アトムの伝統かもしれない。

人間型というより、アトム型という方がしっくりくる。

アトム型の家電コントロールロボットが今年は出るかもしれない。

世間話はまだできないかもしれないが、帰ってきたら声をかけて電気やエアコンをつけたり、寝る時に電気を消したりできる。
「音楽が聞きたい」といえば、かけてくれるようになるかもしれない。

きっとアジアではアトム型の方がいいと思う。

コンピューターでは遅れを取ったが、アトム型はお家芸だ。
頑張ってほしい。



| | 考えたこと | 21:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポーツのIT化
アメリカではプロスポーツでITの利用が進んでいる。
ドイツでもサッカーの試合に使っているという記事があった。
コンピューターが大量のデーターを扱えるようになったことと、選手のどういうデーターを取ったらいいかという研究、そして試合中の動きをデーターにする技術が進んでこういうことが可能になった。

メジャーリーグを舞台にした小説「マネーボール」が書かれた頃は、主に統計データーだった。
出塁率や安打率、防御率など、主に試合終了後の数値だ。
しかし、今やどんな球をどんなふうにヒットしたとか、ピッチャーが投げた球の軌跡を分析するとか、一つ一つの動きの領域にも応用されている。
記事によると、ラグビーの日本代表は練習時にドローンを飛ばし、上空から撮影して選手を撮影したり、GPSを使って動きをデーター化していたらしい。
どんどんこういう動きは加速してくるだろう。

一昨年ミズノのバットの記事を書いたが、ああいうサービスはプロから個人のレベルまで広げてやっている。
バッティングがうまくなるために、データーを使うという手法だ。

ピッチャーも自分の球がどう変化しているのかがわかるから、どう配球したらいいかがよくわかるようになる。
打つ方も同じ。
このピッチャーの球はこう変化すると分かれば、打つ時の参考になる。(どれだけ理屈に身体がついてくるかという問題はあるが)

スポーツは一般社会の問題と違って、結果がはっきりしているから、取り組みやすいのだろう。
勝つか負けるか、打つか打たないか、点を入れるか入れないかなどの2つしかない。
おまけにフィールドが限られていて、やることも明確だ。

スポーツから始まったIT化はそのうち実社会にも出てくるだろう。
個人の社内での動きをデーター化して、どういう動きをしている社員が成績がいいかとかいう人事面や、トップセールスの人がやっていることをデーター化して、他の人の参考にするとかいう業績面でのサービスなど、もうやっているかもしれない。

機械の持つ知恵と、人間の知恵をあわせて、効率化を図っていかないと、追いつかない。

それらの技術を上手に使って、働き手が減る日本は生きていかないと…。

| | 考えたこと | 00:43 | comments(0) | trackbacks(0) |