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2010.03.07 Sunday
ネコの目
ネコの目はかなり暗くても見えるのだろう。
昼間の日差しが強いところでは、ネコの目に瞳の部分は、線のように細くなっている。 それが暗いところになると、すぐに広がって、目一杯になる。 明暗時の比率にしたら、人間よりもかなり大きいと思う。 どれくらいの機能があるのか、わからないがヒトの目をF2.1とするとネコはF0.9と書いてあるページがあった。 人間の倍くらい明るいということだろう。 しかし、色はあまりわからず、赤はあまり見えないらしい。 世界をモノトーンでとらえた方が、狩りをして生きていくのには都合がいい、ということか。 あの、顔のわりに大きな目が、ネコの愛らしさを生んでいるのだと思う。 ブルーやベージュなど、色も違う。 ネコがうたた寝をしている時の目も面白い。 イヌはあまりそんなところを見たことがないが、ネコはしょっちゅうだ。 目を閉じているのか、細めに開けているのかわからない姿。 だいたい、大人で15時間くらい、子猫や老人ネコで20時間ほど寝るらしい。 これはいつ餌にありつけるかわからない、という昔の生活から来ている。 肉食獣は、食べたら動かないのだ。 あれだけ寝られるから、生まれ変わったらネコになりたい、という願望が出てくる。 万年睡眠不足の人間にとっては、憧れの動物だろう。 昔は祖母の家のこたつに入って寝ていた。 時々知らずにこたつに入って蹴ってしまい、ギャーと言われることもあった。 冬はこたつの中が定位置だった。 今はこたつをする家も減り、冬のネコの定位置はどこになったのか。 これからはペット産業の時代、ということだが、ネコはどうなっていくのか。 ペットショップに行っても、イヌの方が多い。 ネコの未来は、ネコの目のように明るいのだろうか。 そうなることを祈る。 |
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