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2010.03.29 Monday
芭蕉
昨日の日曜版のあたしンチで、芭蕉の俳句が紹介されていた。
さまざまのこと思い出す桜かな 芭蕉 芭蕉というと、「古池やかわず飛び込む水の音」をまず思い出す。 小学校のころ、2年間だけ習字を習っていて、その時に俳句もならった。 ならった、と言っても、見よう見まねで作っただけだが、五七五の独特のリズムは日本語ならではのものだと思う。 習字の先生は小学校のそばのおじいさんで、習字、墨絵、俳句が趣味だった。 普通の家の座敷に、50センチx30センチくらいの机を置いて、十人くらいで教えてもらった。 行ったらまず、墨をする。 そして、気持ちを落ち着けて、それから習字をする。 どんな文字を書いたか、覚えていない。 小学校2年から4年まで。 やめるときに、金魚の絵をくれた。 あれから40数年、その場所にはもうあとかたもない。 桜の季節になると、どういうわけかいろんなことを思い出す。 それは、桜が咲いて、散るからだろう。 花が散るはかなさが、人に何かを思い出させる。 それは昔も今も同じ。 さまざまのこと思い出す桜かな 現代の日本では、3月4月は別れと出会いの季節。 この句の気持ちは日本人ならわかるだろう。 |
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