考えたこと2

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芭蕉
昨日の日曜版のあたしンチで、芭蕉の俳句が紹介されていた。

 さまざまのこと思い出す桜かな  芭蕉

芭蕉というと、「古池やかわず飛び込む水の音」をまず思い出す。
小学校のころ、2年間だけ習字を習っていて、その時に俳句もならった。
ならった、と言っても、見よう見まねで作っただけだが、五七五の独特のリズムは日本語ならではのものだと思う。

習字の先生は小学校のそばのおじいさんで、習字、墨絵、俳句が趣味だった。
普通の家の座敷に、50センチx30センチくらいの机を置いて、十人くらいで教えてもらった。

行ったらまず、墨をする。
そして、気持ちを落ち着けて、それから習字をする。
どんな文字を書いたか、覚えていない。
小学校2年から4年まで。
やめるときに、金魚の絵をくれた。

あれから40数年、その場所にはもうあとかたもない。

桜の季節になると、どういうわけかいろんなことを思い出す。
それは、桜が咲いて、散るからだろう。
花が散るはかなさが、人に何かを思い出させる。

それは昔も今も同じ。

 さまざまのこと思い出す桜かな

現代の日本では、3月4月は別れと出会いの季節。

この句の気持ちは日本人ならわかるだろう。

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