考えたこと2

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あたしンち
あたしンチというマンガがある。

お母さんが特徴的なキャラクター。
人間とは思えない顔をしているが、なじんでくるとこれはこれでアリかと思わせる。

今朝の読売新聞の日曜版に出ていた分は面白かった。

息子が「将来の夢について」という小論文の宿題をやっているのだが、どうすれば「自分」が喜ぶのかわからない、という状態。
そこで、お母さんに聞く。

 母「テディベアの先生になりたいとか言ってたじゃない」

 息子「まーねー」
 「でもそんなこと書いたって先生にわかってもらえないよね?これって進路指導の一環として書かせてるんだよ。」
 「たぶん呼び出されて根ほり葉ほり質問されて、あげくの果てに反対されたりするよね?でもこっちもさーそんなに明確なビジョンないわけよ…」

 母「そんなのテキトーに書いておけば〜?」
 「夢は夢、受験は受験。先生にわかってもらうことはないよ。」
 「学歴は夢がダメだった時の保険でしょ。とにかく大学は有名なトコへ行きなさい。」

 息子「すごいねなんか…お母さん…」

 母「?」

という会話。
結果的に、お母さんの何気ない言葉に、息子が感心するというお話し。

息子(ゆずひこという)は高校生くらいだと思うのだが、ありそうな話。
昔はそんなことは聞かれなかったが、今は高校で学習意欲を上げるために、将来の夢を明確にさせるというような事をやる。
それが受験意欲を高めるという高校の報告があったらしい。
そして、日本中でそういうことが行われている。

自由というのは不自由なものだ。
生徒は、なぜそんなに早く決めないといけないのかがわからないだろう。
まるで、人間には全て夢があって、それをかなえることが当然、と言わんばかりだ。

今の中年の以上の世代はそんなことは考えていなかった。

自分のやれること、やらせてもらえることをやる、という人がほとんどだろう。
それと夢は関係ない。
夢は別のものだった。
夢は、それこそ小学校の時に作文に書くものだった。
夢は、高校時代にダベって話すものだった。
高校生になったら、そんな夢みたいなこと言うてんと、とりあえず現実をみよう、というのが当時の姿。

それが今は正規の授業の中で、進路指導として問われるものらしい。

静かに高校の小学校化が進んでいる。

このままでは、危ないぞ…。


| | 考えたこと | 18:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
Have you ided him?
ドラマを見ていたら、こんな英語が聞こえてきた。

Have you ided him?

"ided"というのは、idの過去形。
idしたか?という意味だ。

アイディーという言葉、今では日本でも通用するようになった。
よく事務所でみんなが首からかけているヤツ、あれをIDカードという。
昔は社員証などと言っていたが、今はIDという方が一般的。
社員証はどちらかというと対外的なものだが、IDというのは社内で個人認証のために使う。
門から入る時や、ある区域に入る時にIDカードをかざしたり、読み取り機に通したりする。
だれが、いつ、どこで、何をしたか、記録に残る。

機密が漏れたら、誰のせいか特定できる。

したがって、Have you ided him?は彼をidしたか?という意味になり、彼を個人として特定したか?ということになる。

英語でもそんなふうに使うのか。

「お茶する」という日本語と同じ発想だろう。

なかなか面白い。



| | 英語 | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) |