考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< January 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
ビクラム暦2
以前ネパールのビクラム暦について書いた。

その後もビクラム歴と西暦の変換について調べていたら、そういう変換のサイトがあった。
ビクラム歴の日付を入れて、西暦に直したり、その逆もできる。
その後、ネパールからの留学生と話をしていると、首都であるカトマンズ出身の学生は西暦を使っていることがわかった。
でも、それ以外の地域ではビクラム歴を使っているらしい。

今回見つけたのは、公式の暦の変換サイトだ。

そこにいろんなことが書いてあったが、ビクラム暦の2066年(西暦2009年)のことが面白い。
Google翻訳で紹介する。

「ネパールの関係当局は、2066年のネパール暦のチャイトラ月(第12月)を省略することについて議論している。主な理由は、太陰暦が24日遅れているためで、修正すれば適切な日に祭りを祝えるようになるからだ。 。このサイトのコンバータとカレンダーは、ネパール政府による決定が下され次第、それに応じて更新されます。」

この2066年の12月が実際どうなったのか、日本語で検索しても見つけることはできなかった。
このあたりも何とも言えない。

ビクラム暦の説明もある。

「ネパールの暦はビクラム サンバット (B.S.) - Bikram Samvat - に基づいており、西暦より約 56 年 8 か月進んでいます。ビクラム サンバット暦は紀元前 57 年に始まりました。インドのビクラマディティヤ王の作品。 1 か月の日数は月によって異なり、年によっても同じではない場合があります。ネパールの月の日数は 29 日から 32 日までです。」

年によって、月の日数が変わることがある、というのも興味深い。

ネパールは時間も特徴があるとのこと。

「ネパールには独特のタイムゾーンがあります。ネパール標準時は GMT より 5 時間 45 分進んでいます。タイムゾーンの差が 15 分単位で増加する国は世界に他にありません (ほとんどの国は時間単位で、一部の国は 30 分単位です)。ネパールにいる大切な人に電話をかける予定がある場合は、ここでネパールの現在の時刻を知ることができます。」

年によって月の日数が変わったりするのは不便だろうと思うのだが、それは国民の価値観の問題。

便利さよりも大事なものがある、ということか。

世界は広い。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
Facebookの方針変更
Wall Street Journal(WSJ)の社説に、「ザッカーバーグ氏が認めた大きな過ち」という記事が出た。
Facebookを運営しているメタ社CEOのザッカーバーグ氏が、まずはアメリカでファクトチェックを止め、Xでやっているような「コミュニティノート」を導入すると投稿したことを記事にしている。

WSJはこれを「歓迎すべき決定」としている。
社説で歓迎する、ということは今までのやり方はダメだと思っていたのだろう。
もうすぐトランプ大統領になる、ということでいろんな企業のCEOたちが、「民主党左派への経緯を再考」しているとのこと。
まあ、当然そうなるだろうとは思う。

驚くのは、ザッカーバーグ氏が「われわれは、あまりにも多くの過ちとあまりにも多くの検閲が起きている段階に達した。最近の選挙は、言論を再び優先する方向への文化的な転換点のようにも感じられる」とまで言ったこと。
やりすぎだ、と自白したようなものだ。

これに対して、WSJは「いやはや、ザッカーバーグ氏は言論の自由における信念という勇気を取り戻しつつあるようだ。」と書いている。
日本でもSNSが選挙に与える影響を考え、もっとファクトチェックをしたほうがいい、という声が出ているが、それを「検閲」ということでやるのは間違っていると思う。

Facebookの検閲をやっていたのは、「報道機関や非営利団体など認定された第三者」であり、それは「不透明なシステム」だった。
そして、それを「言論警察」とまで言っている。

問題になったのはコロナや気候変動の事だ。
WSJはこういう例を挙げている。

「米国人が集団免疫を獲得する時期についてジョンズ・ホプキンス大学の外科医マーティ・マカリー氏が書いた寄稿に警告フラッグを立てた。また、気候変動に懐疑的なスティーブン・クーニン氏の名著「気候変動の真実(Unsettled)」に対するWSJの書評も標的にした。
 マーシー対ミズーリ州の裁判の情報開示手続きにより、メタの幹部がいかにバイデン政権当局者の要求に屈し、「誤情報」の検閲を行っていたかが明らかになった。」

日本のマスコミのニュースや、ワイドショーのやっていることと似ている。

そして、今回政権に入る予定のイーロン・マスク氏がXでやったコミュニティノートの方式を採用するらしい。

「マスク氏が政治的な発言を管理するシステムをXから排除し、「コミュニティノート」システムを導入したことは、リベラル派にとって衝撃だった。コミュニティノートは、ユーザーが投稿にフラッグを立てて、より多くの背景情報を提供できるシステムだ。言い換えると、悪い発言に、より多くの発言で応じるシステムだ。」

日本のXで多くのリストラが行われ、「検閲」がコミュニティノートに変わって、風通しが良くなったとぼくは思う。

記事の締めくくりにこうある。

「保守派の一部は、ソーシャルメディア・プラットフォームへの規制強化を求めていた。それは、ソーシャルメディアが実質的に公共の場になっているとの認識に基づくものだ。しかし、マスク、ザッカーバーグ両氏は、市場が検閲の問題を解決できることを示してきた。こうした市場の中には政治も含まれる。政府による言論統制は、状況を悪化させるだけだ。」

正論だと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:04 | comments(0) | trackbacks(0) |