考えたこと2

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受験地獄
ぼくらが大学入試を受けた頃は受験地獄とか受験戦争とか言われていた。
浪人も多く、2浪や3浪という人も珍しくなかった。
高石ともやが受験生ブルースを流行らせたのは、それよりもだいぶ前だった。
当時から、受験戦争だったのだ。

当時は、大きな会社は中途採用が少なく、終身雇用が前提だったから、入る大学が人生を決めるという感覚だったのだと思う。
今では大企業でも中途採用をどんどんやっている。
だから、大学よりも職務経歴が重視される時代になってきている。
高度成長が終わり、失われた30年が雇用を流動化しつつあるのだ。

Japan as No.1と言われた頃には、終身雇用、年功序列、企業内組合が日本が成功した原因だと言われたりしたが、キャッチアップの時代が終わり、イノベーションの時代に入ると同時にそれが重荷になった。
30年がかりで、ようやく修正し始めたと言ったところか。

未だに終身雇用、年功序列が残っている日本の伝統的企業や公務員。
だから、だんだん若い人たちの人気がなくなりつつある。
人が減らせないから、イノベーションなど必要ないのだ。
だから、日本は致命的にイノベーションから取り残されている。

少子高齢化で、もうすぐにっちもさっちもいかなくなって、仕方なく公的部門も中途採用やリストラされるようになるだろう。

受験地獄がなくなったのは、大学が増え、入学定員が増え、少子化したことが原因だが、それと同時に中途採用の求人が増え、入学する大学が人生を決める比率が減ったということもあるのだと思う。

これはいいことだと思う。



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