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2021.06.14 Monday
スカイラインの終わり
日産のスカイラインが終わるというニュースがあった。
新型車の開発をやめるらしい。 日産にとっては、もとプリンスの車種だから、見切りができたのかもしれない。 意外とそういうことはあるんだと思う。 1957年に当時の富士精密工業(後のプリンス自動車工業)が初代のスカイラインを発売したらしい。 ぼくは日産車は買ったことがないが、スカイラインは「走る車」だったなあ。 暴走族がよく乗っていたのは事実。 箱型の四角い形はハコスカと呼ばれていた。 これは3代目らしい。 ケンとメリーのスカイラインもあった。これは4代目だ。 バズという2人組のデュオがテーマソングを歌っていた。 ケンメリ、と呼ばれていたなあ。 1972年に発売された。 記憶ではもっとあとだったように思うのだが…。 当時の若者はクルマがほしかった。 田舎の親は、都会に出ていく子供を引き止めるために、「クルマを買ってやる」と言うのが効き目があった時代だ。 そこにケンとメリーという若い男女が登場するCMのイメージは当たった。 残念ながらこの曲を歌ったバズは一発屋になってしまったが…。 今はどこの会社もSUVの時代。 スポーツ・ユーティリティー・ビークルのことだ。 大きな径のタイヤをつけて、車高は高めだが、スポーティーな形になっている。 どこのメーカーもこぞってSUVのモデルを出している。 ホンダのフィットやトヨタのヤリスもSUVモデルがあるくらいだ。 これほどセダンの人気がなくなるとは思わなかった。 クラウンも終わるし、スカイラインも終わる。 どちらもメーカーのメインの車種だ。 日産はEVの開発をしないといけないから…、ということらしい。 やはりEVになると、もうスカイラインという手垢のついた名前は使わないのだろうか。 スカイラインやセリカ、シルビア、ローレル、マーク2、ファミリア、セドリック、RX-7…、消えていった名前も多い。 昭和のクルマだ。 前を向いて生きるべきか、それとも後ろを見ながら生きるべきか。 そんなことを思う歳になった。 |
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