考えたこと2

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箱モノ
通常のエレキギターはソリッドといって、木の塊だ。
塊といっても、いろんな木を合わせて合板にしたり、ネック部分でも指板は別の木を使っていたりする。
最近の廉価版を見ると、ネック部分のヘッド(糸巻きがついている部分)側を分けて短い木を
つないだものもあるらしい。
木は結構高いから、いかに小さな部品にするかが値段に関わるのだろう。

ソリッドではなく、アコギのように中が空洞になったエレキギターもある。
空洞が大きなものはフルアコ、小さなものはセミアコと呼ばれ、俗にソリッドに対して箱モノという。
「箱」というのは空洞のことを表すのだろう。
ただし、アコギのように真ん中に穴が空いているのではなく、基本はソリッドで、ボディの片側か両側にFホールという穴が空いているものが多い。
エレキギターは大きな音を出すので、ハウリングが起こりやすくなるから、フォークギター並にはならない。

ぼくらの世代は、フォークから入った人が多い。
当時はアコースティックギターなどという言い方はなかった。
スチール弦を張っているものは、みんなフォークギターと呼んでいた。
今もエレキには行かず、アコギで頑張っている人も多い。

でも、洋楽やJ-Popが好きなら、そこからエレキにいくのがパターンだ。
荒井由実やハイ・ファイ・セット、山下達郎など、よく聞いていた。

ぼくがエレキギターを買ったのは、成人式セールだった。
当然、もっと早い人もいただろう。
ぼくの先生は高校時代にエレキでバンドを組んでいたとのこと。

当時はエレキギターというとソリッドだった。
もちろん箱モノのエレキギターはあったが、あまりメジャーではなかった。
でも、最近は箱モノのエレキギターを使う人も増えたし、わりと売れるようになってきたと思う。

箱モノのエレキギター。
人生最後の1台という感じだ。

今のテレキャスも好きなのだが、どうしよう…。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
Amのソシレ
Amはギターのコードで、エーマイナーと読む。
Aはラの音を表すから、ラの音を基にしたコードだ。
小文字のmはマイナーという意味で、マイナーというのは3度の音が全音と半音だけ離れているということ。
これを短3度という。

基音に3度、5度の音を積んで和音が構成されるのだが、3度が短3度になっているのがマイナーコードということになる。
ちなみに、メジャーコードは「A」と書いて、普通にエーと読む。
Aのコードの3度は全音2つ分離れていて、長3度だ。

前置きが長くなったが、Amという普通の3つの和音のマイナーコードに7度の音を足すとAm7になる。
これはエーマイナーセブンと読む。

普通のポップスに出てくるコードは、この7度の音を加えたAm7のような7thコード(セブンスコード)までだ。
しかし、ジャズになると7thの上の9thとか11thなどが出てくる。
Amでいうと、ラドミの上のソシレが7th、9th、11thの音。
つまり、Amにソシレの音を加えて弾くと、俗にいうテンションコードになる。
特に9th、11thは緊張感の高い音で、使いようによってはすごくいい感じになる。
前回のレッスンで先生に聞いて、なるほどと思った。

ということは、そういう音をアドリブで使うといい感じで弾けるということにもなる。
Amの時にソシレを弾くということだ。

ところが、ソシレはソを基音にした時のGというメジャーコードになる。
つまり、Amが鳴っているときには、Gのコードの音を弾いてもいいということだ。
ここらがややこしいところ。
あるコードの基本構成音がそのまま他のコードのテンションになっている。

これに気がつくと、Amの時にはGのコードの形を追いかけてもいいことになる。
これはギターの「形が音を表す」というメリットでもある。
もちろん、ソシレというテンションが曲に合うかどうかは場合による。

こういうふうにして、アドリブの引き出しを増やしていく。

道はまだまだ遠い。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:04 | comments(0) | trackbacks(0) |