考えたこと2

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車のある風景
今やあまり購読されていないと思うが、松任谷正隆がJAFメイトというJAFの会員誌にエッセイを書いている。
「車のある風景」というA4見開きのエッセイ。

彼はカーグラフィックTVなどの番組にも出ていて、昔で言うカーキチ(くるまキチガイのこと、今は放送禁止用語だろう)だ。
音楽は仕事でやっていて、クルマが趣味、という感じ。本当にクルマが好きなんだろう。
日本自動車ジャーナリスト協会にも所属しているほど。

このエッセイが面白い。
彼は1951年生まれだから、ぼくより6つ年上。
もう70歳になる。

ネットで見てみると、トヨタのスプリンターを18歳で乗り始めて、本当にいろいろなクルマに乗っている。
時々文中に出てくる「かみさん」は、言わずとしれた松任谷由実。
「かみさん」は「由美さん」と呼ばれることもある。
そういう関係が垣間見れるのも興味深い。

いつから連載しているのかわからないが、年に10回出るJAFメイトを購読する理由になっている。
なんとなく、免許をとってからJAFに入り、そのまま継続しているのだ。
今は保険会社がレッカー処理もしてくれるので、止めてもいいのだが…。

今月は高速でヤクザにからまれた話。
よく似たクルマで、クルマ間違いだったのだが…。

世代も近いし、奥さんも知っているし(当然、向こうは知らない)、「車のある風景」は日本のモータリゼーションが右肩上がりの時期を描いている。
まとまって本にしてくれたら、買おうと思う。

彼も70歳だし、いくつか本は出しているが、あのエッセイはきっと代表作になると思う。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
エルサルバドルの革新
エルサルバドルの大統領がビットコインを法定通貨にする、と宣言したらしい。
まだ国会で承認されていないが、どうなるのかと思う。
39歳の若い大統領。

国の通貨を発行するというのは、主権国家としての権利であり、それをある意味別のところで流通しているもので代行する、というのはどうなんだろうか。

主たる目的は、エルサルバドルからアメリカに来ている不法入国者の出稼ぎの送金をやりやすくする、ということらしい。
不法入国者は簡単に送金できないのが実情だが、ビットコインにすればスマホで簡単に送金できてしまう。
ある意味、国家の権利を侵害しているとも言えるかもしれない。

エルサルバドルでは国民の7割が銀行口座を持っていないらしい。
となると、現金を送るしか送金の手立てはない。
それをスマホでやろう、ということだ。

すでに国の通貨はドルになっているとのことだ。
アメリカへの移民は140万人もいるらしい。
本国の人口は640万人だ。
国民の15%ほどが移民になっているということになる。
アメリカからの送金額はGDPの約2割にもなるらしい。

一方でやはりアメリカは懸念を表明している。
国家の記録に残らない海外送金は、いざという時に困るからだろう。
要は、お金に関して国境がなくなる、ということだから。

エルサルバドルのように、金融が発達していない国にとっては、もとから金融業の受ける痛手は小さく、国家収入が増えるメリットのほうが大きくなる。

インターネットを使ったフィンテックというような技術は、国家など意識していない。
このあたりが問題だ。
だからこそ、GAFAなどは国を超えて儲かるのだ。
EUや本国のアメリカすら課税を強化しようとしている。

アナーキーなビットコイン対伝統的な通貨ドル。
これを解決するには、やはり中央銀行が電子通貨を発行するしかないのだろうか…。

中国はデジタル人民元という通貨を作っているが、どの程度動いているのだろう。

エルサルバドルの実験はよく見ないといけないと思う。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) |