考えたこと2

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響け!ユーフォニアム
京都アニメーションの作品。WOWOWでやっていたので録画して3本見た。
北宇治高校が舞台。
宇治に10年間通ったので、回りの人たちは知っていたが、全く知らないまま過ごした。

勤めていた大学が、近所の中学の吹奏楽部にホールを貸し出していたので、吹奏楽部がほとんど女子であることは知っていた。
スゥイングガールズもあったなあ。
この映画も、男女共学の高校が舞台だが、男女比は9:1くらいで世相を表している。

1本めは最初の作品。
高校で自分をリセットしようと北宇治高校に入った女子が主人公。
なぜリセットしようと思ったのかはあかされない。

ダメダメだった吹部(吹奏楽部のことをこう呼ぶらしい)に入り、新しい先生が来て全国大会を目指すことになる。
1本めは、吹奏楽部で名を上げようとする金持ちの学校のやり方みたいな感じ。
良い楽器を揃え、教室も確保し、いい先生を招き、朝から晩まで練習させればうまくなる。
髪の色はちょっと違うが、顔と声がみんな同じように聞こえるのは年をとったからか…。

ヤマハが全面協力していて、細かいところまでヤマハのロゴが入っている。
走って腹筋と肺活量を鍛えるトレーニングなど、本当にやっているのだろう。
吹部は女子の体育会系という感じだ。
今の中学は男子は野球かサッカー、女子は吹奏楽、というのが内申が高いと聞く。
宇治の高校でありながら、みんな標準語。
この辺は全くリアリズムがない。
ということで、1本めは今ひとつの作品だった。

2本目はその続きで、今度は1年の主人公と、3年の先輩の人間模様が描かれる。
「届けたいメロディー」という副題。
お互いの家庭の問題や、悩みなど俄然青春ものになる。
これは素直に楽しめる作品。
全国大会に出場して、3年が引退するまでの時代。

楽器の精密な表現など、磨きがかかった。
吹奏楽の名曲「宝島」の演奏が流れるのが、個人的にはうれしかった。

3本目は最新作。「誓いのフィナーレ」という副題がついている。
主人公が2年生。目標が全国大会出場から全国大会金賞に変わる。
去年の作品だ。
新入生が入ってきて、主人公の2年生の1年間。
これも、部活のあるある、という感じで、もう一つだった。

吹奏楽を部活でやっていた人は思い入れがあるのだろうか。
丁寧に作られたアニメだとは思うが…。

みんな、高校生活のほとんど全てを犠牲にして、部活に賭ける。
それが報われないこともある。

前にも書いたが、吹奏楽をやっていた女子は多い。
でも、高校でやめてしまう人も多い。
頑張ってきた、とはいうものの、大学でそれをやめてしまうのはなぜなんだろうか。

何となくその理由みたいなものがわかったような気もする。

「響け!ユーフォニアム」3本はきつかった。



| | 映画・舞台 | 21:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
Youtubeの効用
Youtubeの効用については何度か書いてきた。
教えて、収入を得るという効用だ。もちろん、ぼくは習う方。
若い頃にこういうものがあったら…、と思う。

もう一つの効用は教えるほどではないけど、披露するという人の動画を見ること。
ぼくはわりと手が小さい方で、指も短い。
だから、ギターの先生が普通に押さえるような押さえ方ができなかったりする。
ああ、やっぱり肉体的な制約はあるんだなあと思っていた。

しかし、Youtube上ではいろんな人がギターを弾いている動画をあげている。
中に明らかに手が小さい女性もいて、同じレギュラースケールのギターを上手に弾く。
そういうのを見ていると、手の大きさは関係ないのがわかる。
もちろん、物理的に届くか届かないかということはあるのだが、ギターの場合はいろんなところに同じ音があるから、何とかなったりする。
それに、お手本と全く同じに弾く必要もない。

逆に手が小さくて指が短いほうが小回りが効く。
若い女性のギター弾きなど、見ていて気持ちがいい。

ベースはもっと弦長が長く、手が小さいと難しい楽器。
それでも、上手にベースを弾くのを見ると、感心する。
どうしてミディアムスケールのベースを使わないのだろうと思ったりするが、やっぱり音に対するこだわりがあるのだろう。

結局は、自分ができない言い訳にしているということだ。

いろんなプレイヤーがいる、ということを知る意味でも、Youtubeはいい先生になる。

ほんとにいい時代になったと思う。



| | 考えたこと | 00:21 | comments(0) | trackbacks(0) |