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2020.08.07 Friday
追悼 外山滋比古
96歳になっていたのか。
惜しい人が亡くなったと思う。 外山滋比古は文庫でいくつか読んだ。 有名な「思考の整理学」も面白かった。 このブログでも「思いつき薬」、「ブックオフ」、「文字が立つ」、「50代から始める知的生産術」と4回同じようなことを書いている。 面白いことに、2006年、2009年、2011年、2015年、そして今年の訃報とだいたい3年から5年おきに思い出す。 おそらく、もうこれが最後かもしれない。 渡部昇一もよく読んだが、面白いことに二人とも英語学者だ。 日本語と英語の両方で考えられるから、いろんな面白い発想が出てくるのではないかと思う。 アメリカが強いのも、いろんな文化の人がいるからだろう。 そういう意味では、日本は難しい。 だからこそ、英語を勉強することが大事なのだとも思う。 語学の勉強の目的は、第一にその言葉を習得して読み書き話すことができるようになることだ。 でも、それ以外に母語でない言葉を習うことで、頭の中の思考回路を増やすようなこともあるのだと思う。 これら2人の著作者が、同じようなタイプの事を書いているのは偶然ではないと思う。 もう2人とも鬼籍に入ってしまった。 こういう人たちの本を若い頃に読めたことは幸せだったと思う。 合掌。 |
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