考えたこと2

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同調圧力
同志社大学の社会心理学者が、マスクの着用頻度に最も影響する理由をインターネットで聞いたらしい。
日経に載っていた。

それによると、「断トツは「人が着けているから」で0.44。次は「不安の緩和」で0.16、「自分の感染防止」や本来の効果とされる「他人の感染防止」は0近くでほぼ関係がないとされた。」ということだ。

要するに、ほとんどの人は「自分や他人の感染防止に役立つから」という理由でマスクをしているのではないという結果。

これが同調圧力というものだろう。
回りがそうしているから、というやつ。
みんながしているから、自分もしないと浮いてしまう、ということになる。

トラブルを避けようとすると、自分もそうするしかない、という圧力がかかる。
所詮、勝手にそう考えているだけ、といわれるかもしれないが、実際にトラブルが起こっているというような記事を見たりすると、その圧力が強化される。

マスコミではマスクの着用をしないといけない、という論調。
しかし、ネット上には、それは気休め程度という意見も多い。

日本では「人に迷惑をかけない」という道徳律はランクが高い。
和をもって尊しとなす、という伝統があるからだ。
それがこの同調圧力の源泉となっている。

ネット上でも、マスクは気休めだと思っていても、密になるところではマスクをするという人が多い。

そんなこと、どうでもいいから、したらええやん、と思う。
実際、そうしている。

でも、そういう諦めが戦前の日本を戦争に導いたのだとも思う。

こんなことを考えるようになったのも、歳をとったからか。





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