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2020.08.14 Friday
2019年の広告費
電通の発表によると、2019年の広告費はネット広告がテレビを初めて超えたとのこと。
ネット広告は6年連続で2桁増。2兆円を超えた。 なかでも、動画広告が伸びている。 ブロードバンドが一般的になって、重いデーターも問題なくなったからだ。 確かに、昔は静止画だけだったが、今は音付きの動画も多い。 インスタグラムなど、そんな広告が半分くらいある。 ターゲッティングできているから、興味のある人がみるための広告になっている。 イメージだけのものも多いが、もっと商品を限定してピンポイントで攻めてくる。 なかなか上手な戦略だ。 フェイスブックの広告も動画が増えた。 AIを使っているのか、関連するものもよく出てくる。 TVの広告よりも、よほど賢い。 いろんなページを見ていても、広告の出し方のバリエーションが増えた。 ページを送って次のページに行こうとすると、出てくるものもある。 一旦それを見て、消さないと次のページが見れない。 逆効果の面もあるが、広告費は高いのかもしれない。 楽天などは、以前見たことのある商品だけを見せるようになっていたりする。 一度見て、買うのを止めたりしても、もう一度勧めてくるのだ。 成功率は上がるのだろう。 最近はハッシュタグでも検索できるから、若い人は化粧品関係は「#コスメ」で検索するらしい。 動画は静止画と違ってごまかしにくいので、動画を参考にする人が増えるのだろう。 もっともな話だ。 テレビの宣伝なら、放送する時刻と、CMの時間くらいしか選べないが、ネット広告なら利用者の属性(年齢、性別、検索ワードからの嗜好など、検索履歴)をみて、どういう人に対して宣伝をするか、決めることができる。 ネットのほうが圧倒的に訴求率は高い。 相対的に既存のメディアの広告は価値が下がっている。 ネットの利用が低い高齢者を除いて、それは当然なのだ。 TVも新聞も雑誌も、どんどん広告の値段は下がっているはず。 コロナで不況になればなっただけ、TVのCMは減る。 その断末魔が感染を煽る民放の番組かもしれない。 |
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