考えたこと2

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昆虫サイボーグ
石森章太郎のマンガ、「サイボーグ009」は人間に中に機械を入れて能力を上げるというものだった。
それをサイボーグという。

Wikipediaによると、サイボーグとは、「サイバネティック・オーガニズム(Cybernetic Organism)の略で、広義の意味では生命体(organ)と自動制御系の技術(cybernetic)を融合させたものを指す」とある。
だから、広くは人間に限らず、生命体であればいいということだ。

ということで、生命体として選ばれたのが昆虫。
大型のカブトムシに電極をつけて、飛んでいる時の旋回を制御するという。
2008年頃から発表が相次いでいるとのこと。
ゴキブリでも成功しているらしい。

できた昆虫サイボーグは、いずれ災害時の捜索などに使いたいいうことらしい。
まあ、生き埋めになった時など、昆虫の大きさなら小さな隙間でも入ってこれる。

小さな機械じかけのロボットを作るよりは、昆虫の方が楽なのかもしれない。
そういう意味で、昆虫サイボーグというのは使えるだろう。
羽で飛ぶとなると、余計にややこしいと思う。

しかし、昆虫の脳に電極を入れるということだが、カブトムシの脳などほんの小さなものだと思うのだが、脳のどこに入れるかわかっているのだろうか。
とりあえず、脳ならどこでもいいというわけではないと思うのだが…。

昆虫の脳は、記憶や学習、情報伝達という高次な働きをすることがわかってきている。
記憶をつかさどるのは脳の中のキノコの形をしたキノコ体というところだとわかってきており、ゴキブリ、アリ、ハチではそこが大きいとのこと。

みんなに嫌われているゴキブリだが、意外と賢い脳を持っているのか。

ゴキブリサイボーグが災害時に生き埋めになっている人を探す日が来るのか。

ちょっと遠慮したい。



| | 考えたこと | 20:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
手術支援ロボット
ロボットが進んでいるのが医療領域らしい。
こないだ、前立腺ガンになった人の話を聞いた。
その人によると、今は前立腺ガンの治療は、ロボット手術が普通らしい。

ロボット手術というと、「ダ・ヴィンチ」。
Wikipediaによると、「da Vinci(ダ・ヴィンチ)こと、da Vinci Surgical System(ダ・ヴィンチ・サージカルシステム、ダ・ヴィンチ外科手術システム)とは、米国インテュイティヴ・サージカル社が開発したマスタースレイブ型内視鏡下手術用の医療用ロボット。」とある。

医者が離れたところでモニターを見ながら、フットペダルやコントローラーで、三次元内視鏡と手術をする鉗子をあやつり、ロボットがそれを実際にやる、ということらしい。
手で鉗子をコントロールする仕組みは、手がぶれても大丈夫なように、手ブレ防止機能がついている。
ズームして見ることもできて、かなりの精度でできるらしい。

数年前なら前立腺ガンの手術というと外科手術だったが、今はもう内視鏡でロボットでやる。
人間が実際にやるより、精度が高い。
このサイトで動画を見ることができる。
縫合するところをやっているが、本当に上手にできるようだ。

エライものだ。
でも、これはロボットと言っても自分で判断するのではなく、人間が操作するものなので、今流行りの人工知能ではない。
人間の能力に付加価値をつけるものだろう。

ここまで来たら、次は自動化になる。
摘出部分を指示したら、自動で切り取ってしまう、とかはわりと簡単にできそうだ。
いつかは人間がやるよりも、機械がやった方が精度が高くなるのだろう。
ミスも少ないかもしれない。

そこで問題になるのが、万一失敗した場合の責任の所在。
ロボットがミスした、ということになると、どうなるのだろうか。

いろいろややこしいことが起きそうだ。

でも、不器用な人間に比べたら、ロボットのほうがマシだろうなあ。
病院によっては、不器用な人間を止めることも出来ないようだし…。

ちなみに、このロボット、1台3億円もするらしい。
2014年1月現在、国内に40台導入されているとのこと。

さすが日本。
医療先進国だけのことはある。


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