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2015.04.02 Thursday
ダイエットカー
昨日のエイプリルフールは、なかなか面白かった。
なかでも、イギリスの日産が発表したダイエットカーは秀逸。 今のクルマについている、パワーアシストを全部ストップするというボタンを付けたとのこと。 ジム(GYM)ボタンという。スポーツジムのジムだ。 パワステをなくすと、かなりハンドルが重くなる。 回すのに一苦労だろう。 車庫入れなど、重労働だ。 ブレーキも強く踏まないと止まれない。 踏む力が必要になる。 ギアも今は軽くなっているが、昔は機械的につながっていたので、操作するのが重くなる。 そういう装置を全部オフにできると、カロリー消費が増える。 よく出来た話。 なにより、実現可能なところが本当と思わせる。 実際、70年代のクルマは運転するのが大変だった。 冬場は、エンジンをかけるのも、職人技というようなクルマもあった。 ぼくの乗っていたN360という軽自動車は、チョーク付きだった。 寒い時には混合気のガソリンの比率を上げ、点火しやすくする。 でも、チョークを入れ過ぎると、プラグが湿ってしまって、余計にエンジンがかからない。 タイヤの空気圧が下がると、ハンドルが重くなったから、空気を足す時期がわかった。 そんな人間らしいクルマだった。 日産UKのジムカー。 パワーアシストを全部オフにできる。 これはホントにいいかもしれない。 今のクルマのありがたみがわかる。 実際、長時間乗れば消費カロリーも高いだろう。 エイプリルフールにするには惜しいアイデアだったと思う。 |
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