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2015.04.18 Saturday
昆虫サイボーグ
石森章太郎のマンガ、「サイボーグ009」は人間に中に機械を入れて能力を上げるというものだった。
それをサイボーグという。 Wikipediaによると、サイボーグとは、「サイバネティック・オーガニズム(Cybernetic Organism)の略で、広義の意味では生命体(organ)と自動制御系の技術(cybernetic)を融合させたものを指す」とある。 だから、広くは人間に限らず、生命体であればいいということだ。 ということで、生命体として選ばれたのが昆虫。 大型のカブトムシに電極をつけて、飛んでいる時の旋回を制御するという。 2008年頃から発表が相次いでいるとのこと。 ゴキブリでも成功しているらしい。 できた昆虫サイボーグは、いずれ災害時の捜索などに使いたいいうことらしい。 まあ、生き埋めになった時など、昆虫の大きさなら小さな隙間でも入ってこれる。 小さな機械じかけのロボットを作るよりは、昆虫の方が楽なのかもしれない。 そういう意味で、昆虫サイボーグというのは使えるだろう。 羽で飛ぶとなると、余計にややこしいと思う。 しかし、昆虫の脳に電極を入れるということだが、カブトムシの脳などほんの小さなものだと思うのだが、脳のどこに入れるかわかっているのだろうか。 とりあえず、脳ならどこでもいいというわけではないと思うのだが…。 昆虫の脳は、記憶や学習、情報伝達という高次な働きをすることがわかってきている。 記憶をつかさどるのは脳の中のキノコの形をしたキノコ体というところだとわかってきており、ゴキブリ、アリ、ハチではそこが大きいとのこと。 みんなに嫌われているゴキブリだが、意外と賢い脳を持っているのか。 ゴキブリサイボーグが災害時に生き埋めになっている人を探す日が来るのか。 ちょっと遠慮したい。 |
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