考えたこと2

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学校事務
今の学校に欠けているのは、まともな事務ができる人だと思う。
事務というのは、親対応等も含めた事務だ。

今の高校以下、ほとんど先生だけで学校は運営されている。
教育委員会も、その世界の人ばかり。
それが学校が近代化しない大きな要因だと思う。

2004年当時、ぼくのいた会社ではメールが当たり前になっていた。
もちろん、Faxもまだあったが、もう圧倒的にメールだった。
2004年の春に文系の単科大学に転職したのだが、転職先では大学の事務はメールだった。
しかし、学校法人本部や先生はまだ使えていないのでビックリした。
学校は社会からだいぶ遅れているのが実情なのだ。
大学というと、世間から進んでいるというイメージがあるのだが、それは間違いだ。

そのため、コンピューターリテラシーが低い人達が多かった。
迷惑メールが来たら、それに返事をして文句をいうなどという強者がいた。
もちろん、返事を出したらもっと迷惑メールが来るのは常識だ。
まあお年寄りだったから、仕方ないのかもしれない。
系列の中高や小学校は、推して知るべしの状態。
先生を教育する人がいないのだ。

大学事務でよく言われたのが、先生ほど学ぶのが下手な人種はいない、ということだった。
どこかから講師を招いて、先生方の講習会をしても、聞いただけでその講師の言っていた実践をする人などいない。
口では、いいお話を聞かせていただいた、とお礼は言うのだが…。

授業の見学をやっても、見に行く人はほとんどいない。
この授業は学生に人気があって、とってもいいから、ぜひ見に行ってくれといっても、まず行かない。
いいやつ、悪いやつというような、序列化につながることを極端に嫌がる。
いいことは見習って、やればいいのにと思うのだが…。

もちろん、中には率先して行く先生もいるし、立派な先生もいるのだが、あまりに少ない。
ぼくのいた大学だけのことかもしれない。
でも、似たような大学はたくさんあると思う。

事務が比較的多い大学でもそうなのだ。
だから、高校以下の事務のスキルアップをするためには、事務員を増やすべきだと思う。
先生を批判する人(避難する人ではない)を学校内にもっと持つべきだ。
そうしないと、先生の質も上がらない。

先生の仕事の第一は教えること。

ちゃんと教えることができる先生をもっと増やすには、教員養成課程の見直しに加えて、学校に有能な事務仕事をやる人が必要だと思う。


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