考えたこと2

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仕事をすること
ぼくらの時代は、ある年齢になったら、仕事をするものだった。

もちろん、女性はそれ以外の選択肢もあったが、男性の場合はそうだった。
それ以外の選択肢はなかった。
その中で、何になりたいかという夢を見た。

失われた10年というが、今の30代の人たちは本当に気の毒だ。
生まれたときが悪かったという言葉ではすまされない。
そこでいったん、この「仕事をする」という事が当たり前ではなくなった。
フリーターとかニートとか呼ばれている人たちが増えた。
バブルが崩壊して、やむを得なかった。

今の若い人には信じられないかもしれないが、本当に仕事をするのが当たり前だった。
昭和50年代後半、オイルショックとはいえ、完全失業率は2パーセント台。
先進国の中でもダントツに低く、まだまだ日本は強かった。
今は完全失業率が5%台まで上がった。
だが、新卒はもっと高いだろう。

そんな風にして、仕事をすることが当たり前でなくなっていく。
西洋の国々は早くからそうだった。

アメリカの映画を見ていると、「お前はクビだ」と言われたら、その日のうちに段ボール箱に私物をまとめて、会社を出て行くシーンがよくある。
完全失業率が高くても、そういう社会ならやり直しがきく。
すぐにクビにできる、ということはすぐに雇えるということでもある。
すぐにクビにできないと、恐くて雇えない。
だから、日本では派遣や請負という人が増える。

10万人以上の新卒が仕事をあぶれる時代。
ぼちぼち考え直さないといけないのではないか。
それでなくても、年金や保険のシステムは破綻しようとしている。

日本国債の格付けが下がったという。

えらいことにならなければよいが…。



| | 考えたこと | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
gook
gookというのは、西洋人が東洋人を蔑視していう俗語。
汚い、ネバネバ…という意味がもとだ。

こないだ、映画を見ていたら中国人のアメリカ移民が、自分のことを卑下して言っていた。
gookという字幕に東洋人というふりがながついていた。

しかし、この言葉はベトナムの兵士のことを意味するということだから、そう古い言葉ではない。
一説には、朝鮮戦争のときの言葉だ、という説もある。

ベトコン、というと何のことかわからない人もいるだろう。
ベトナム戦争で、アメリカ兵がベトナム兵のことを「ベトコン」と呼んでいた。

ベトナム戦争は、アメリカが負けた戦争として、記憶に残っている。
日本が戦って負けた国に、ベトナムという小さな国が勝った。
アメリカが北爆を開始したのが1965年。ぼくが8歳。
終わったのが1975年のサイゴン陥落。 ぼくは18歳。
そんなに長いこと戦争をしていたのか、とびっくりする。

でも、1975年に生まれた人は、ものごころついた時にはとっくにベトナム戦争は終わっている。
ということは、今の30代後半以下の人は、ベトナム戦争を知らない。

ぼくらも知っているわけではないのだが、とにかく同時代を生きた。

高校のときに、イージーライダーを見て、退廃的な若者とベトナム戦争が関係ある、ということを何となくわかった。

そんなに政治に興味があったわけではない。
それでも、なぜ戦争をしているのか、という疑問はわく。
北は社会主義、南は資本主義という図式は習っても、本当の意味の戦争の原因はわからなかった。

ロビン・ウィリアムズの”Good morining Vietnam”という映画を見て、悲惨さを知った。

今も、本当の意味の「戦争の原因」がわかっているわけではない。

あの頃は、アメリカとソ連、中国が対立していた。

今やソ連は崩壊し、中国はアメリカに次いでGDPが2位になった。

世の中、何が起こるかわからない。


| | 考えたこと | 00:33 | comments(0) | trackbacks(0) |