考えたこと2

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徒弟制度
焼肉屋で子供と話をしていたら、徒弟制度という言葉を二人とも知らないということがわかった。

たしかに、平成の言葉ではないかもしれない。
むかしは、徒弟制度でものを教えていた、という話。
昭和というより、明治以前かもしれない。
それでも、徒弟制度という言葉がどこかで聞けたのが、昭和の時代。

平成になると、もう徒弟制度という言葉自体がなくなりつつある。
言葉がなくなるということは、その制度がなくなるということだ。

そういう濃密な人間関係が苦手な人が増えているのかもしれない。

工場の現場でも、匠の技というのがコンピューターを使った工作に変わろうとしている。
工作機械の精度が上がり、ある程度まではできるようになってきた。
しかし、とぎすまされた人間の感覚には勝てない。
日本が世界で初めてクオーツの腕時計を作れたのも、組み込みの職人の技術があったからだという。

スポーツの世界でも、徒弟制度がなくなりつつある。
徒弟制度とは、ある種、義理人情の世界だが、それが契約に変わり、フリーエージェントなどの制度が生まれた。

おそらく、いろんなところで、徒弟制度がなくなっているのだろう。
もちろん、なくなることのよい面もあるが、悪い面もある。

一番悪いのは、年寄りは徒弟制度だと思っていても、若い人はそうではない、と思っている場合。
徒弟制度は信頼関係に基づいているが、それが一方的になっている。

全てを説明することが求められる関係。

これは難しい。

| | 考えたこと | 22:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
国債の格付け
国債の格付けがひとつ下がった。

普通なら総理はそういうことも予想して、そのときにどうコメントするか、考えておくべきだろう。
それが総理の役目というものだ。

時間の問題だったと思う。
個人資産が1000兆円、国債がたまりにたまって900兆円、毎年40兆円ほどの国債を発行している。
これは異常な状態だ。
これからどんどん団塊の世代が資産を使い始める。
今の路線なら、予算の規模は拡大する。
右肩上がりの時代に作った年金や保険のシステムを維持しようとすると、お金がかかる。
そうすると、いずれ財政危機が訪れる。
というか、いずれというよりもう訪れているというべきか。

それを市場は予測していた。

まともに考えれば、当たり前だ。
収入の倍使おうと思っても、一般家庭なら使えない。
借金をしても、一時的だ。
それを何年も続けてきた。
高度成長している間はまだよかったが、低成長になって、どうするかが示されない。

早く手を打たないと、本当に破綻するぞ。

縄張り争いをしている場合ではないと思う。


| | 考えたこと | 00:42 | comments(0) | trackbacks(0) |