考えたこと2

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決めゼリフ
時代劇のヒーローというと、誰を思い出すだろうか。

遠山の金さん、大岡越前、水戸黄門、鬼平(長谷川平蔵)、銭形平次、丹下佐膳、眠狂四郎、鞍馬天狗、清水の次郎長、桃太郎侍…。

ぼくらは小さい頃から、彼らになじみがあった。
大きくなって、再放送で夕方見たりしたのは、遠山の金さん。
中村梅之助がやっていた。

今の30代くらいまでは、ヒーローのどれかは知っているかもしれない。
しかし、20代になると、もうほとんど知らないだろう。

大部分の時代劇のストーリーは簡単だ。
勧善懲悪というやつ。

いつものパターンで始まり、誰かが悪役に陥れられたり、殺されたりする。
そして、それをヒーローが調べて、大団円。
ここが見せ場。
遠山の金さんなら、悪役が言う。
「金などという遊び人の申すことを、お奉行様が信じるとは…」
そこで、見せ場になる。
「やいやいやい、この桜吹雪が目に入らねえのか」と言って、片肌を脱ぐ。
そこに見覚えのある入れ墨…。
ひれ伏す悪役たち。

水戸黄門なら、「助さん、格さん、もういいでしょう」と言って、印籠を出す。
「このお方をどなたと心得る。先の副将軍、水戸光圀公にあらせられるぞ。皆のもの、頭が高い。」
「へへー」と言って、皆が平伏する。

時代劇には、こういう決めゼリフがあるのが多い。

今思うと、決めゼリフというのは、勉強になった。

古い言葉や言い回しを覚えることができた。

必殺シリーズで、悪役が「そちも悪よのう」というのもあった。
悪役が越後屋になることが多かったので、越後屋というと、悪役ということになる。
漫才でよく使われた。

こういうのが、時代だなあ。


| | 考えたこと | 21:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
安上がり
最近、日本のドラマをたまに見るが、やけに若い俳優が多い。
お笑いのタレントが出ていることもある。
出演者の中で一番年長でも、40そこそこだったりする。

これは、やはり安くあげるための方策だろうか。
若い俳優は比較的コストが安い、ということはあるだろう。
テレビ局は、広告が減って、スポンサーがつかなくなっている。

ただ、海外のビデオを見て、みんなで笑っているだけという番組もあった。
出ているのは、ほとんどバラエティの常連。
ギャラの高いのは、司会者だけか。

実際の番組の時間もだいぶ減っている。
CMの前後でダブる場面が多い。
あれでも、だいぶ安上がりになるのかもしれない。

それと、エキストラの数が少ない。
病院の廊下で、出演者が4人で手すりにもたれて話している場面がある。
病院でそんな状況が、あるはずがない。
担架も出てこなければ、看護婦が歩いてもいない。
患者すらいない。

その上、番組は3ヶ月で終わる。
長く続けると、出演者がギャラを上げてくれと言うからだろう。

そう言えば、正月はやたらパチンコの宣伝が多かった。
いったい何の宣伝かと思ったら、たいがいパチンコだ。
アグネスラムとか、仮面ライダーとか、何でそんなに宣伝するのか。
あの宣伝を見て、行こうと思う人がいるのだろうか。
もともと、あの音と光で脳内モルヒネが出るらしく、中毒性が強いとも聞く。
今は盤面そのものが液晶みたいなものだからなあ。
パチンコの宣伝が多いのも、広告費の収入を稼ぐためだろう。

しかし、これだけ安上がりに作っていれば、そのうちネットの方がいい、という若い人も増えてくるだろう。

そういえば、どこかの電化製品のフェアで、ネットTVなるものを売ろうとしているとか。
クルマの中で聞いたニュースなので、画面は見ていないが、そういうこともあるだろうなあ。

インターネットの出現で、既存のメディアは軒並み危機だ。
新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、書籍…。

これからどうなっていくのか、わからないが、テレビの勢いはなくなるだろうなあ。





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