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2021.09.16 Thursday
Flow Machines
ソニーCSL(コンピューター・サイエンス・ラボラトリ)がAIを使った自動作曲のアプリを無料で公開した。
Flow Machinesという名称。 アプリ画面は英語で書かれていて、ソニーも人口減少で年寄りが増える日本ではなく、世界で通用する英語でのアプリを出した。 音楽関係はヤマハがアメリカのLine6という会社を買って、コンピューターの関係はそちらがメインで開発しているように思うし、ローランドも北米のチームが活躍していると思う。 やはり、コンピューターの関係はアメリカなのだろう。 意外にもCSLの研究所は東京、京都、パリ。 ホームページには個別の研究員も紹介されているが、なんだか賢そうだ。 パリを選んだのは何か理由があったのだろう。 研究者とスタッフを合わせて100人にも満たない。 少数精鋭の研究所だ。 ぼくもiPadにアプリをインストールしてみたが、画面はわかりやすい。 プリセットの8小節のコード進行で、いろんなジャンルがある。 それらのジャンルごとに、AIがありそうなメロディを生成する。 コードは1拍ごとに変えることができる。 とてもお手軽だ。 ジャンルにはJ-Popというのもある。 何となくコード進行もそれらしい。 セットしてプレイすると、8小節が繰り返される。 繰り返すごとに新しいメロディーが出てくる仕組み。 多少機械的な気もするが、それなりに「あり得るメロディー」が次から次へと出てくる。 歌うにはちょっと音が飛びすぎていたりするが、インストならそのまま使えるものもありそうだ。 AIでいろんな曲を学習させたのだろう。 古今東西の音楽を学習すれば、作曲支援ができるようになる。 結局はその小節の和音、メロディーの音の高さ、音の長さの組み合わせだから、そんなに変数は多くないと思う。 無料のアプリでこれだけできる。 機械学習が進み、こういうこともできるようになった。 やはり学習の重要性は高い。 それは人間も同じことだと思う。 |
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