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2021.09.27 Monday
ハイキュー!!
勤めていた大学の卒業生に勧められて、「ハイキュー!!」というアニメを見た。
1時間40分の総集編の映画4本と、25本のアニメ番組。 全部で15時間ほどだ。 スポーツ根性ものというジャンルのアニメ。 マンガの方はもう連載を終了していて、アニメの方はシーズン4までで未完。 続きがいつ作られるかはわかっていないようだ。 珍しく、バレーボールを扱ったアニメ。 ハイキューは排球のことだ。 昔の「アタックNo.1」「サインはV」を思い出す。 当時はオリンピックでの女子バレーの活躍もあり、バレーボールといえば女子、という感じだった。 「ハイキュー!!」は身長が低い高校生男子が主人公。 入学してバレー部に入る時に、中学の時からセッターとして才能を認められていた準主役と出会い、2人で高校バレーで活躍するという設定。 「巨人の星」を含む昭和のスポ根ものと違うのは、魔球の類が出てこないこと。 さらに、家族関係は一切出てこないし、誰かが死ぬこともない。 「巨人の星」など、星一徹と星飛雄馬の親子関係で始まり、ドロドロした部分も描かれるが、「ハイキュー!!」には清々しい高校生ばかりだ。 人間のドロドロした部分はカットされている。 純粋にバレーをやっている高校生たちの群像ドラマという感じ。 描かれる期間は短く、1年で入って、春高バレーまでがメイン。 マンガの方も、春高バレーのあとは卒業後のことが少し描かれて終わったようだ。 主人公がメインで筋は運ぶのだが、いろんな高校のメインキャラクターもいて、それぞれ特徴的な試合をする。 それらのサブキャラクターが多いのも特徴。 実際にバレーをやっている人たちや、体育会系の人たちにはすごく共感できるのだろうと思う。 1本にかけるピンチサーバーや地味なブロッカーにも見せ場があり、とにかくアタックばかりというようなものではない。 ちゃんと役割分担ごとに日が当たる、というところも好感が持てる。 主人公の日向翔陽(ひなたしょうよう)の、いつもバレーを楽しんで、上手くなりたいというひたむきさが心地よい。 実際にはもっとジメジメして悩む場面もあるはずだが、そんなものは吹っ飛ばす、という感じ。 これが平成、令和のスポ根もの。 アニメで終わりまで作ってほしいと思う。 |
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