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2021.09.26 Sunday
議会の録画公開
自治体の議会は本来市民に公開されるべきものだが、時間や場所の関係でなかなか傍聴できないのが事実。
それをYoutubeで公開し、市民に見てもらおうという動きがあるらしい。 「らしい」というのは、ある市の市議会が動画公開しないことについて、書いてある記事を読んだからだ。 その記事中に小田原の市議会が動画公開するのにかかった費用を計上していて、73万円というコストでできる、ということも書いてあった。 民主主義は地方自治からということで、市民に議会についてもっと関心を持ってもらうためには、そういうことをするのが必要だということだ。 インターネットが発達し、民主主義の形を変えていく。 時間と場所の制約を簡単に超えて、希望すればだれでも見ることができるのだ。 これを使わない手はない。 Youtubeを使えばランニングコストは無料。 100万以下の経費で議会がオープンにできるのだから喜ぶべきことだろう。 ところが、費用対効果とかの理由をつけて、議員たちは公開したがらない。 本来は喜ぶべきことなのに、なぜ喜ばないのか。 「あきれ果てて、ものが言えない」とこの記事の著者は書いている。 よくわからないが、公開すべきなのに公開しないのは、議員も役人も市長も公開したくないからだという。 一般市民の傍聴が可能ということなら、それは公開してもいいということであり、民主主義の理念から言っても公開すべきものなのに、それに反対する。 それは三者がなれ合っているからだろう。 ぼくの住んでいる尼崎市など、市長選挙になったら共産党以外は相乗りだ。 どんなに国政でもめていても、そんなの関係ない。 市長は総花的な政策をHPに挙げているが、自らが何をしたいのか、わからない。 このままいけば、次の選挙も通ると思う。 さらに、市民も同様だ。 それは投票率の低さに現れている。 市民からそういう声が出ないと、公開すべきと言っている議員も元気が出ない。 まあ、何人ほどがそれを望んでいるのかわからないが…。 記事の中でも「市民がほとんど無関心であることが、動画公開を推進したい議員の心を折っている」と書かれている。 まずは議会の公開を前提にしないといけない。 そうすれば、少しは投票率も上がるのではないか。 今度尼崎市の市役所に問い合わせしてみようと思う。 |
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