考えたこと2

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どちらが幸せか
今の日本では、経済的には年収800万円までは収入が増えるほど幸福度は増すらしい。
でも、それ以上はだんだんと増す幸福度が減っていくということだ。
年収400万と800万では幸福度はざっと倍だが、800万と1600万では倍にはならない。

また、金融資産は1億円までは資産の額が増えるほど幸福度が増すという。
でも、同じように1億を超えると、幸福度の増分は減る。

十分な収入と資産があれば、もう幸福度は変わらない。
収入と資産を合わせて3億円の人と、10億円の人、100億円の人は幸福度はほぼ同じ、ということだ。
まあ、そうだろう。
ありすぎても、もうそれ以上幸福度は上がらない。
経済学では、こういうのを「限界効用逓減の法則」というらしい。

人の命は有限だし、死は平等に訪れる。
差があっても、ちょっとの差だ。
残念ながら、お金を持って死ぬことはできない。

人生の問題はいつ死ぬかわからないこと。
これがわかるようになれば、幸福はだいぶ変わる。
お金が足りないとしても、いつ死ぬかがわかれば、いくらあったら足りるかがわかる。
いつ死ぬかがわかれば、いろいろな計画が立つ。

死期がわからないようになっているところが、人生の面白いところだ。
神サンはそうやって人間の煩悩を増やしているのだ。

と論理的には思うが、人間はそんなに論理的ではない。
いつ死ぬかわかったら、逆にやけくそになって、何かをしでかす人も増えるかもしれない。
でも、死ぬまでにある程度のお金を消費しようとする人も増えるから、世間にお金が回って経済が活性化するかもしれない。

死ぬ時期がわかったほうが幸せか、それともわからない方が幸せか。
遺伝子工学が進めば、寿命がわかる日が来るとも言われている。

どっちが幸せだろうか。



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