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2020.01.16 Thursday
意識高い系
スターバックスでMacbookを広げる、というのは「意識高い系」のシンボルになっているようだ。
スタバでMacを広げて仕事(ではないかもしれないが)をしている人を見ていると、イライラする、という人がいる。 これは、しばしばWeb上で言われている。 Macbookを広げている人がドヤ顔をしているとか、ドヤラーだとかいう記事もあった。 Wikipediaによると「意識高い系」というのは、自分を過剰に演出する(言い換えれば、大言壮語を吐く)が中身が伴っていない若者、前向きすぎて空回りしている若者、インターネットにおいて自分の経歴・人脈を演出し自己アピールを絶やさない人などを意味する俗称」という定義。 あまりいい意味では使われない。 いずれにしても、若い人が対象だ。 「意識高い系の中高年」というのは存在しないのだろう。 中高年を判断する尺度が年齢とともに出来てしまうから、いくら自分を過剰に演出しようとしてもできない。 しょぼくれたおじさんが、いくら自分の夢を語っても、意識高いというよりは繰り言に聞こえてしまう。 若い人なら、しょぼくれた格好でも、うちに秘めたものがあるかもしれない。 だから、「意識高い系」なのだろう。 Macbookというのは、アップルのノートPC。 Windowsよりも値段が高く、ステイタスがある(と思う)。 機能的にはWindowsとほとんど変わらないが、一番の特徴は向かいから見た時に、アップルのリンゴマークが光ることだ。 似たようなパソコンはあるが、この差は大きい。 そして、スタバでパソコンを広げて作業している、というのは「自由人」ぽいということだろう。 オフィスに縛られて働くという生き方を選ばない。 かっこいい言葉で言えば、フリーランスだろう。 それを見ていると、イライラする、という気持ちもわかる。 本物のフリーランスはもっと働きやすいところで働くはずだ、と思う。 スターバックスはそんなに働きやすいところではない。 椅子も低いし、うるさいし、狭い。 そこで、これ見よがしにMacbookを広げて、パタパタやっているのが「意識ばかり高くて、中身が伴っていない空回りしている若者」に見えるのだろう。 何となくわかる。 意識高い系の人は、本気で自分でやってることは見栄やハッタリではない、と思っているのだろうか。 定義を見ると、「過剰に演出」しているのだから、少しは「見せたい」という思いはあるのだろう。 それがイライラの原因になる。 もっと地に足をつけて、地道に頑張れ、ということだ。 意識高い系が一概に悪いわけではないと思う。 若者はある種うっとうしいものなのだ。 いつそれに気がついて、抜け出すか、ということなのだろう。 抜け出せたらいいのだが…。 |
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