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2020.01.24 Friday
ベーグルゲート
今朝のワールドニュースで、ニューヨーク市長のスキャンダルをやっていた。
スキャンダルというのは、ニューヨーク市長が「ベーグルをトーストして食べる」というツィートが原因。 知らなかったが、ベーグルというのはユダヤ人が持ち込んだもので、今はニューヨーカーのこだわりの食べ物らしい。 ぼくはベーグルを食べたことなど、ほとんどないし、全く知識がなかった。 ベーグルは蒸したあと焼いて作るのだが、中のもちもちとした食感が魅力だという。 市長のつぶやきに対して、一部のニューヨーカーが「せっかくの食感がトーストしたら台無しだ」ということで大きな反応があったという。 ニューヨーク・タイムズでは、このニュースが大統領の弾劾裁判「ウクライナゲート」の隣の面に載っていた。 ワールドニュースではキャスターがニューヨーカーたちに、このニュースについて聞いて回っていた。 意外にも「ベーグルをトーストして食べる」派が多かった。 トーストしようがしまいが、ベーグルにはみんなこだわりがあるのだろう。 大阪のこだわりの食べ物といえば、お好み焼きやたこ焼き。 どちらも昔はソースだけをかけて食べていたが、今はマヨネーズもかけることが多い。 ぼくは昔はマヨネーズをかけるのは邪道、という立場だったが、今はかけてもいい派になった。 30年ほど前はそういう議論があったと思う。 最近のドラマでは、「お好み焼きにマヨネーズをかけるのは邪道」という発言があったらしい。 それくらい、大阪人にとっては問題だったということだ。 でも、今はお好み焼きにはマヨネーズを普通にかける。 最初からかけて出す店は少ないが、お好みで、という店が多い。 さすがにマヨネーズを置いていない店はなくなったのではないか。 時代とともに大衆の好みに応じて変わっていく。 ちょうどベーグルをトーストするかしないかと同じようなもの。 結局、そこに住んでいる人たちが、食べ方を決めるのだ。 それでこそ、ソウルフード。 |
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