考えたこと2

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はたらく細胞
「はたらく細胞」というアニメを友人から紹介された。
ホームページによると、ストーリーはこういうもの。

「同じ作業(細胞分裂)を繰り返すだけの毎日に飽き飽きしていた一般細胞の前に、ステキな帽子をかぶった謎の細胞が現れる。その細胞は白血球(好中球)やキラーT細胞らにいたずらを仕掛けようと一般細胞を誘う。
日頃のうっぷん晴らしをして楽しむ一般細胞。
だが、このステキな帽子をかぶった細胞はいったい何者なのか……?」

要は身体の中のいろんな仕組みを、細胞を擬人化して理解する、ということだと思う。
かなり専門的なもので、赤血球や白血球はもちろんのこと、キラーT細胞やマクロファージなどが男女のキャラクターになって登場する。
最初はマンガで、アニメ化されたという経緯らしい。

インフルエンザや風邪、熱中症などのメカニズムもわかるし、対処法も紹介される。
キャラクターは流行りの少女漫画風で、とっつきやすい。

ぜひ1話から見たいのだが、もう放映は終了していて、再放送を待たないといけない。
ネットフリックスなら見られるようだが、有料なのでやめとく。
アラートをかけておいて、再放送を待とう。

こういうマンガやアニメは本当に日本のお家芸だと思う。
原作者は清水茜で、「日本マンガ塾在学中、当時高校生の妹から「細胞について覚えたいので読み切り漫画を1本描いて」と細胞を擬人化したキャラクターのイラストを提示されたのがきっかけ」とWikipediaに書かれている。
こういうマジメなのか、ふざけているのかわからない、ぎりぎりの線上でいい作品を作れるというのは、世界に誇れることだ。
ガンのエピソードでは、専門家が協力している。
このアニメを認め、真面目に協力する、という体制が強みなのだと思う。

これは3DのCGでやるより、2次元でキャラクター化したほうがリアルでなくていい。
さすが、古くは鳥獣戯画からマンガの伝統がある国だ。

手塚治虫が、マジメに鉄腕アトムで「エネルギー」の概念を伝えようとしたのは大きいと思う。
ぼくらは小学校1年で「エネルギー」がどういうものかをアトムのおかげで知った。
手塚はマジメにそういうものを伝えようとして描いていたのだと思う。

日本のロボット技術者たちは、ロボットにアトムの夢を感じているのだと思う。

手塚は偉かった。





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