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2019.07.17 Wednesday
かがりさん3
「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」のマドンナ役がいしだあゆみ。
いしだあゆみが演じるのが「かがりさん」だ。 今まで2回書いたが、この映画を見てしまうと書きたくなる。 そして、また見てしまった。 だから3回目を書く。 かがりさんは寅次郎に失恋する役どころ。 これが何とも切ない。 「男はつらいよ」は面白い映画なのだが、これはちょっと違う。 見たあと、何ともいえない寂しい気分になる。 1982年の29作目。 バブルが始まった頃だ。 いしだあゆみは関西で過ごした時期もあり、関西弁は上手。 京都が舞台のこの映画も、うまくはまっている。 というか、見てしまうと、この人でないとダメだとさえ思える。 この映画のほかでは、あまり女優としてのいしだあゆみは知らない。 歌手としては、「ブルーライトヨコハマ」だ。 グーグルの日本語変換でも、ちゃんと一発で「ブルーライトヨコハマ」が、全部カタカナで出てきた。 今でもそれくらい有名だ。 最近はもうメディアにはほとんど出ない。 俳優というのは因果な商売だ。 それぞれの人に、違ったイメージを植えつけてしまう。 ぼくにとっては、いしだあゆみは「かがりさん」になってしまった。 何度見てもそう思う。 このイメージはきっと死ぬまで変わらない。 やっぱり寅次郎はふられ役でないといけないと思う。 そういう意味で、この作品は異質だ。 あじさいの恋は切ない。 |
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