考えたこと2

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フェイクレビュー
通信販売でものを買う機会が増えた。

通販といえば、大昔の少年漫画に載っていた通販が懐かしい。
いかにもバッタモンという感じのものだった。
ぼくは買ったことはなかったが、会社の後輩が「極真空手の通信教育の教材」を買った話を聞いたことがある。
袋とじになっていて、一つずつ課題をやっていくという形式だったらしい。
その一つは、砂場で砂に向かってパンチをするというようなもの。
大笑いした覚えがある。

ネットの仕組みと宅配のインフラが整って、可能になった。
宅配の部分は人に負っている部分があって、大変なのはわかっているが…。

最初は本の通販だった。
本はどこで買っても同じクオリティ。
買いに行く手間を考えると、買いたい本が決まっているなら、店舗で買っても通販で買っても同じ。
それでアマゾンは大きくなった。

どんどん扱い品目を増やして、今のようになった。
ロングテールという言葉がある。ネットによると、

「主にネットにおける販売に置いての現象で、売れ筋のメイン商品の売上よりも、あまり売れないニッチな商品群の売上合計が上回る現象のこと」

通販のメリットは在庫をたくさん持てることと、消費を検索して見せられること。
それによって、あまり売れない商品も揃えておいて売ることができる。
今やアマゾンはGAFAの一角を占める企業になった。

通信販売がこんなに普及したのは、技術の進歩もあるが、一つにはレビューという口コミを見られるということもある。
買った人が感想を書いている。
いろんな口コミサイトがあるが、アマゾンのレビューもその一つ。
実際に物は見られないが、他の人の意見を参考にすることができる。

ぼくも何度かアマゾンからレビューの依頼メールが来た。
こちらは書くほうだ。
よければいいと書くし、失敗なら失敗と書く。
なかなか星5つはつかない。

でも、最近はおかしなレビューもある。
特に中国製の商品に、明らかに日本人が書いていないレビューがあったりする。
こういうのはまだオカシイとわかるだけマシだ。
でも、どんどん巧妙になってきていると思う。

インターネットの仕組みは、性善説で支えられているところがある。
フェイクニュースなどは流さない、という思いだ。
それでも、それを悪用する人たちが出てくる。
大きなところでは、国の将来を決めるようなフェイクをすることだが、小さなところでは千円ちょっとの商品のレビューも同じこと。

たくさんのネットを支えている人たちは、もちろん性善説の人たちだと思う。
グーグルの仕組みが素晴らしいのは、信頼のおけるサイトはみんなが見る、という思想が機能しているからだ。
ぼくは、それを悪用してフェイクを流すような人たちは論外だと思う。

でも、そうも言っていられなくなった。
フェイクする側もどんどん工夫をし始めたし、見破る側もそれを上回る努力をしないといけなくなった。
いたちごっこだ。

というわけで、アマゾンの不正レビューをチェックするアプリができたらしい。
いくらアマゾンがディープラーニングで頑張ってフェイクを削除しても、追いつかないので、アマゾンで買い物をよくする人が作ったアプリ。
わりと正確だという記事が出ていた。
「レビュー探偵」という。

今度使ってみようと思う。







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