考えたこと2

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困った社員
最近の職場で「困った社員」の対応が問題になっているという。
メールで来た「困った社員対策セミナー」の案内によると、「困った社員」というのは、12種類くらいあるらしい。

1、言動が乱暴で勤務態度が悪く指導に従わない
2、注意指導するとパワハラだと言って指導に従わない
3、電子メールやインターネット上で会社や上司を誹謗中傷する
4、会社の金銭・所有物を着服・横領したり出張旅費や通勤手当を不正取得する
5、担当業務の変更・転勤・出向等の人事異動に応じない
6、就業時間外に飲酒運転・痴漢・傷害等の刑事事件を起こして逮捕された
7、能力が極端に低く繰り返し仕事を教えても仕事ができるようにならない
8、信頼して仕事を任せたのに成果が上がらない
9、「復職可」と書かれた主治医の診断書を提出して復職したのに満足に働けない
10、社宅に私物を残したまま行方不明になり連絡が取れない
11、注意指導したところ立腹して出て行ったまま出勤しなくなった
12、残業する必要がないのに残業して残業代を請求する

驚くべき内容だと思う。
こういうセミナーの案内が、日経から来る。
日本は大丈夫なのだろうか。

4や6は法律問題だから、最悪の場合は弁護士を入れて解決するんだと思う。
まともな会社なら、懲戒解雇だろう。
1や3,9だって就業規則を解釈すれば、ルール違反だ。
やった方も、そんなことはわかっているんだろう。
管理サイドが、彼らに対して強気の態度に出られない場合が増えているということだと思う。

「困った社員への対応」をグーグルで検索すると、1920万件もヒットした。
最初のサイトは「モンスター社員」で始まっている。

それを見ると、モンスター社員への初期対応として「やっていはいけないケース」が書いてある。

●退職してしまうと困ると思ってとりあえず我慢するケース
●指導することによる反発を避けるために見て見ぬふりをするケース
●成績のよい社員の問題行動について見て見ぬふりをするケース

人手不足や反発によるパワハラを気にしたり、まあいいかと思って放置するのがいけない。

しかし、こんな社員がいたら、その部署の上司、人事や労務の人は大変だろう。

ただ、こういう項目に該当する社員は、全部正社員だと思う。
非正規社員なら、即アウトだ。
派遣の会社に伝えてクビにする。

そういえば、以前派遣会社の支店長から、そういう社員を見分ける方法はないか、と聞かれたことがある。
面接だけではわからないのだ。
支店長が言うには「面接で好印象だったので、派遣社員で行ってもらったら、即クレームが来た」というような事例があったらしい。
それが10年ほど前だから、それからどんどんひどくなっているのだろう。

もちろん雇う側にも問題がないとは言わない。
しかし、「勤勉は日本人の美徳」と思っていたが、もうそんなものはないのだろうか…。
それも、正社員で…。

早く雇用の流動化をしたほうがいい。
もう制度疲労をしているのだ。




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