考えたこと2

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ベースのリズム
今やギターの人気はやや落ち目らしい。
流行りのヒップホップやラップなどの音楽では、以前ほどギターの比重は高くない。
その分、DJやボーカルの役割が大きくなった。
エレキギターは、70年代に花開いたロックンロールにはなくてはならないものだったが、時代は変わる。
バンドにギターがいないというのは、さすがにまだ見ないが、今やギターヒーローがいないし、「ギターが主役」という意識も減ったと思う。
そういえば、ヒット曲でもギターソロを聴くことが減ったような気がする。

そんな中で、ベースの存在感が高まった。
ドラムとベースはリズム隊として、音楽を支える役割を担っている。

コードのルート音を変えると、音楽全体の響きが変わる。
俗に言う裏コードというのは、半音を含む12個の音階を円状に取って、もとのコードのルート音から一番遠い音(ちょうど反対側)にルート音を変えることだ。
もとのコードがCならF#という具合。
よくジャズで使われるのだが、これを使うと、不安定でそれでいて成り立つ、不思議な感じになる。
こういうのはアンサンブルでいうと、ベースの役割だ。

そこにリズムが絡む。
ベースのパターンがビートを刻むという感じ。
ウォーキングベースというような、コードの音をつないでいくようなパターンだと、よくわかる。
リズムギターでは出せないような、ビートが生まれる。

研究によると、低音がズレたほうが、リズムのズレが認識されやすいという。
脳の「ミスマッチ陰性電位」というものを測って、計測した結果だ。
「ミスマッチ陰性電位」はリズムがズレたということを聴覚した時に発生するもの。
ベースがリズムを刻む、というのは人間の生理に基づいたものらしい。

今は80年代ほど流行らないが、チョッパーとかスラップとかいうベースの奏法がある。
基本的には、ベースをよりパーカッションのように弾く。
親指で弦を叩いて低音を出し、高温は人差し指で弦を引っ掛けて弾くように離す(そうすると、弦が指板に当たり、音が強調される)。
これが流行った時は、ベースもいいなあ、と思ったものだ。

この頃から、ベースがバンドの中で存在感を持ち始めたのかもしれない。
基本的に単音楽器だから、とっつきやすいところはあるが、ギターよりもセンスが要るんだと思う。

ベースが下手だと、バンドが成り立たない。
何度か通販サイトでエレキベースをポチりそうになったが、踏みとどまった。

実は若い頃に1回エレキベースを買って、会社の人にあげたことがある。
チョッパーが流行った頃で、単音楽器だから弾けるだろうと思ったのがまちがい。
難しかった。

やはりベースは大事だ。




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