考えたこと2

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サイバー担当大臣
日本の低迷はIT音痴が指導者層に多いことが一つの原因だと思う。
これは官についても、民についても、同じことだ。

官の方はバンコクポストのニュース。
日本のサイバー担当大臣は「コンピュータが使えない」という報道。
民の方は経団連会長室。今回はじめてパソコンが入ったという。

どちらも正真正銘の本当のことだ。

サイバー担当の桜田大臣は、原発内でUSBメモリの使用は許可されているのか」という質問の意味が理解できなかったらしい。
1949年生まれの68歳。
普通の民間企業にいれば、おそらく使ったことくらいはあるはず。
50代くらいからパソコンが普及したはずだ。

しかし、政治の世界にいると、そういうややこしいことは秘書がやるのだろう。
それでも、サイバー担当大臣が自ら「パソコンを使ったことがない」というのは、情けない。
選んだ方も選んだ方だと思うが、なぜ本人が辞退しなかったのかと思う。
サイバーの意味すらわからなかったのだろうか。
よくSNS等で炎上とかニュースになるが、その意味もわからなかったのだろう。

日本人には、上に担がれるお神輿は軽くてもかまわない、という伝統がある。
大体の物事は課長クラスが決めて、稟議書を回す。
上の方に上がる頃には、下の方では合意ができている。
だから極端な場合、一番上はハンコを押すだけ、ということになる。

そういう人が大臣答弁をするから、こんなことになる。

民間はだいぶマシだが、大枠は似たようなものだ。
組織が大きくなればなるほど、そういう傾向は強くなる。

サイバー担当大臣はそれを象徴したニュースだった。
ツイッターを見ていたら「台湾では2年前にトランスジェンダーの女性プログラマー(当時35歳)がデジタル経済政策担当大臣として入閣」というのと比べものにならない、というツイートがあった。

まことにその通り。

長い低迷の原因はそのへんにあるぞ。





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