考えたこと2

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佐渡連
去年も書いたが、1万人の第九では12回の練習を終えたあと、本番前に指揮者の佐渡裕の練習がある。
今日がその「佐渡連」だった。
昼から新神戸の神戸芸術会館に行く。
総勢900名ほど。西宮と梅田、森ノ宮の教室が集まった。

去年に比べると、佐渡裕はちょっと疲れていたと思う。
軽口が少なかった。
去年はよしもとの芸人みたいだったが、今年は指揮者という感じ。

佐渡裕は全部で10回ほど練習に付き合う。
関西と東京のみでも、10回になるらしい。
今年で1万人の第九は20回目とのこと。
もう20年もやっている。去年と同じく、最初はいやいや引き受けたが‥、という話。
1回やると、終わったあとの感激があって、もう1回、というようになる。
これはぼくもよくわかる。
あの感激は、やみつきになる。

いつものコダマ先生が10分間の発声練習をやった。
西宮の教室のメンバーはよくわかったが、森ノ宮や梅田の教室の人は初めてだったから、戸惑っただろうと思う。
骨盤底筋とか、軟口蓋とか、首の後から声を出せなどと言われて、わかったんだろうか。

その後、佐渡裕の練習。
通しで最初から歌っていく。
いつもの300人ではなく、今回は900人だから、それだけで迫力がある。
ただ、気合が入って、めちゃめちゃ早くなる。

去年の本番もそうだったのだが、とにかくみんな「走る」のだ。
ハイになって、テンポが早い。
最初の部分は、どちらかというと、指揮者がそれに合わせてふっているという感じ。
もう少しゆっくりやったらいいと思うのだが‥。

佐渡連で指導されたのは、どちらかというと意味。
ここはこういう意味だから、この言葉は大事とか、こういう場面だから歌い方はこうなるとか‥。
説得力があって、さすが指揮者だと思う。
当たり前か。

これでどんどんやる気を高めてきた。
泣いても笑っても、次の日曜日で終わり。

土曜日のリハーサル、日曜日の本番と、体調を整えていきたい。



| | 考えたこと | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
テレビ離れ
最近、家でテレビとネットとどっちをたくさん見るか?という質問を大学生にした。
すると、全員がネットだという。
十名ほどの学生。

エライものだ。
本当にテレビ離れが進んでいるのだ。

たしかに、流行語大賞の候補になったTIKTOKの話をして、どうしてあそこに出てくる女の子はみんな目が大きいのか?と聞くと、すごい反応があった。
テレビの世界では、TIKTOKなど出てこない。ネットの世界だ。

あれはフィルターを使って目を大きくしている、という。
みんな猫みたいな顔になっている。
動画でもそんなフィルターが使えるとは知らなかった。

まあ、15秒ならしょうもないと思ってもすぐ終わるからいいとか、バックで流れる歌はみんな早送りだとか、そういう話題にはけっこう食いついてくる。
今度はヴァーチャル・ユーチューバーの話でもしてみようと思う。

それにしても、全員がネットに手を上げたのには驚いた。
だいたい、質問しても全員が手を上げることはほとんどない。めんどくさいからだ。
それなのに、珍しく全員が挙手をした。
これはよほど確信があるということだ。
どっちかな、と思っていたら手は上がらない。

そういえば、ジャニーズ事務所がついにネットに進出したというニュースがあった。
実際には3月からYoutubeでジャニーズチャンネルというのをやっているのだが、いまいち評判が良くないらしい。
テレビに頼ってきたのが裏目に出て、ネット好きの中高生にはジャニーズは存在しないのかもしれない。

元SMAPでジャニーズをやめた3人がネットを中心に活動を始め、それなりの存在感を持っていたり、K-Popの人たちがネット上でも人気があり、ジャニーズのタレントを食い始めたとか、いろんな事情が重なって、ネット戦略を変更したのだろう。
SixTONES(ストーンズ)というグループをネットで売り出すという戦略を始めたらしい。

あのジャニーズ事務所ですら、若いファンを獲得しようとすると、テレビや雑誌ではもう無理ということだ。

たしかに、テレビはほとんど年寄りのために放送している。
毎日放送の「ちちんぷいぷい」という昼間の番組などひどいものだ。
テレビというメディアをおばちゃんたちの井戸端会議の場所にしてしまった。
年をとって、井戸端会議ができなくなった年寄りたちをターゲットにしているのだろう。

それで生きていけるのならいいが、もう終わりは近づいている。

テレビはなくならないだろうが、どういう形になっていくのか、想像がつかない。





| | 考えたこと | 19:26 | comments(0) | trackbacks(0) |