考えたこと2

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Z世代
アメリカでは80年代に生まれた、インターネット世代のことをY世代という。
The Internに出てきた、アン・ハサウェイの世代。
そして、その次の世代がZ世代。
2001年以降に生まれた人たち、という定義になる。

その前のY世代がミレニアル世代とも言われ、情報機器に強く、デジタルネィティブ世代などと言われているのに対して、Z世代はちょうど成人を迎える頃に失業率が4%と高くなり、「慎重で頑固になった世代」と言われているらしい。

Forbesによると、その人達の購買上の特徴は6つあるとのこと。

1つ目は性別に対する考え方。
男女の差は以前ほど大きな意味を持っていない、という傾向が強くなった。
びっくりするのは、「彼(he)」や「彼女(she)」の代わりに性別を特定しない「ze(ズィ)」や「they」「them」などの代名詞を使って話す人がいると答えた人が、55%もいる、ということ。
「ze」という言葉は、トランスジェンダーに配慮した言葉らしい。
そんな言葉があることも知らなかった。

2つ目は社会問題に対する関心が高い、ということ。
小売業では持続可能性(サステナビリティ)に配慮した、というような態度が重要になるらしい。
フェアトレードなども同様だろう。
再生可能エネルギーなども、おそらく好まれると思う。
それらが、従来のブランドよりも大事になる、ということだ。

3つ目は正しい情報を見抜く力がある、ということ。
フェイク・ニュースを見抜けるということだ。
ソーシャル・メディアとともに成長した世代だから、ということだが、本当だろうか。
ソーシャル・メディアの情報は、どうしても自分が見たいものを見る、という確証バイアスが強くなると思うのだが…。
まあ、アメリカでは印刷メディアも中立ではないから、信頼できる著者のブログなどから情報を取っているのだろうか。

4つ目はオンラインよりリアルを求めるということ。
調査によると、この世代の67%がオンライン通販よりも、実店舗で買い物をしたい、と答えているらしい。
これも、びっくりの結果だ。
SNSの世代に育ったからこそ、リアルを求めるということなのだろうか。

5つ目は、ブランドにとらわれないということ。
あくまで自分の個性に合ったモノを選択するらしい。
これは2にも通じるが、Z世代のこだわりを満足させるものが必要ということだ。

最後は、やはりコストに敏感ということ。
価格と品質は重要な検討項目、ということになる。
この世代は、購入前に情報収集をして、お得な買い物をする。
うちの息子達も、そのあたりは敏感だ。
Z世代とは逆になるが、実店舗でチェックして、アマゾンで買ったりしているなあ。

まだまだ10代のZ世代だが、彼らが選挙権を持ち、自らを主張しはじめたとき、アメリカはどう変わっていくのだろう…。



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