考えたこと2

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75歳まで働くには
ぼくが就職したときは、定年になるのは60歳だった。
最近、厚労省の指導で、65歳というところも増えた。
でも、60歳でいったん定年して、再雇用というような形で雇用継続するという形が多いと思う。

その弊害で、もとの会社の人に聞いたら、会社の中で年寄りが増えて困っているということだった(そう言った本人も、ぼくより年寄りだが…)。
今の社会保障を考えると、早く定年すると保障を受ける人がどんどん増えて、年金や医療保険制度が持たない。
だから、制度を考えると、定年を廃止したいというのが本音。
実際、65歳を過ぎても働きたい(働かないと将来が心配)という人も多い。
それはそうだろう。
若い人にたかって楽をしたいとも思わないし、経済的にも苦しいし、実際に保障を受ける人が増えすぎるのだから、何とかしないといけない。

では、65歳や70歳を過ぎて働くためにはどうしたらいいのか。

個人としては、体力をつけることらしい。
難しい言葉で言うと「加齢で低下する身体的機能を意識し、対策する」ことだという。
具体的には、視力や聴力、平衡機能、下肢、背筋の筋力、敏捷性、柔軟性、全身持久性、体温調節機能など。
要は毎日ストレッチをして、歩くことが大事という。
結果的にはこれが健康寿命を伸ばすことになる。
まあ、それをせずに「早めに死ぬ」という手もあるが、不健康に長生きするというリスクもあるから、難しい。
今はネットで在宅勤務という手もあるから、身体能力はちょっとダメでも、そっちを狙うという手もある。

それと並行して考えないといけないのが、社会としてどうするかということだろう。
職場に年寄りが増えすぎると、若い人たちのやる気をそぐことが多い。
今の進歩が早い世の中についていける年寄りならいいが、おおかたの人たちはついていけない。
古いスタイルに凝り固まった人もいるし、過去の成功体験から離れられない人もいる。
それが軋轢を呼ぶ。

年寄りが弊害を及ぼすということは、今のアマチュアスポーツ界を見てみればわかるだろう。
少なくとも70歳を超えて、指導的な立場に立つべきではない。
この仕組みを、社会としてどうやって作っていくかだ。

ぼくはある年齢を超えたら、若い人たちを助ける立場に身を置くことが望ましいと思う。
権力を手放し、今までの経験を役立てたり(場合によってはこれが弊害になるのだが)、下働きに徹することに注力すべきだと思う。
でも、これは「言うは易く行うは難し」というやつだ。
そういうのはやりたくない、という人が想像以上に多い。

例えば、そういうNPOなどを設立して、マッチングをするとかできないのだろうか。
何かいい知恵が必要だ。

新しい人材ビジネスとして、考えるべきだと思う。



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