考えたこと2

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VTuber
こないだ、キズナアイ騒動のことを書いたが、その後何となくキズナアイにハマってしまった。

3Dアニメのキズナアイは「AI」ということになっているが、実際は声優がしゃべっており、ネット上のいろいろなコンテンツを使って5分から10分程度のおしゃべりをする。
ただそれだけのことではあるのだが、たった5分くらいだから、ついつい見てしまう。
Youtubeの画面に視聴履歴に基づいてレコメンドが出るから、よけいにクリックしてしまう。

しかし、こういうのを見て育った世代は、どうなるんだろうか。
昨日の15秒動画のTIKTOKといい、キズナアイといい、たわいもない歌やしゃべりの短い時間の集合体だ。
まとまったストーリー性とか、プロットを読み解く楽しみとか、あとの楽しみのために我慢をするとか、そんな行動とは無縁だ。
たとえ5分であっても、気に入らなければ、どんどん飛ばしていけばいい。
15秒の動画など、気に入らなければ飛ばすということをしなくても終わる。

作る方も、一度3Dモデルを作ってしまえば、あとは声優にあわせて動かすだけだから、わりと楽だろう。
そのせいか、VTuberという言葉もできている。
ヴァーチャル・ユーチューバー(Vertual Youtuber)という意味だ。

そのVTuberが、運営企業を訴えるという事件があった。
内容は下記。

「人気VTuber「アズマリム」が11月8日、運営企業のCyberVについてTwitterで「望まな
いことを無理矢理押し付けられることになった」「センパイ(視聴者)を数字や金と
しか見ていない」などと告発し、ファンの間で波紋を呼んだ。CyberVは13日、「本人
の意向を尊重できていなかった」として謝罪し、アズマリムの活動はこれまで通り続
けると明らかにした。」

これを見ると、アズマリムというVTuberと、運営会社は別になっているということだ。
ちなみに、アズマリムというのは、キズナアイみたいなもの。
3Dアニメである。
センパイ、という呼びかけが特徴。
よくわからないが、運営会社がこれをやれ、というふうな押し付けを行い、VTuber(製作者)が実行するという手順になっているようだ。

キズナアイの場合は、Project A.I. 製作委員会という団体が運営している。
Ichikara Inc. | 道玄坂 | いちから株式会社というところは、月ノ美兎など18名のVTuberを抱えている。
こうなると、プロダクションみたいなものだ。

カグアというサイトによると、

「バーチャルユーチューバーの先駆けキズナアイは、3Dデータも公開し、個人利用であれば無料で使えるというオープンライセンス戦略を採用。多くのYouTuberがコラボ動画を作り、人気を不動のものにしました。事務所やマネジメント会社の競争が激しくなりますと、今後ライセンス戦略でも露出や人気に差が出る可能性がありますので、注目が集まりそうです。」

と書かれている。

VTuberの作り方も解説されていて、ある程度は個人でもできそうだ。
そうやって作ったVTuberを、運営会社と契約して売る、というような方式かもしれない。

だんだんと、VTuberが人間みたいになる。
世の中は知らぬ間に変わっている。

そのうち、テレビに出てくるのもヴァーチャルな3Dモデルになるかもしれないぞ。




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