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2018.07.11 Wednesday
ワールドニュース
NHKのBSでワールドニュースというのをやっているが、これは「世界各国のニュース」という意味だ。
「ワールドニュース」というとニュアンスが違う。 ネーミングは「ニュース・オブ・ザ・ワールド」としたほうが正しい。 と書いてみたが、読んでみるとなかなか違いがわからない。 実際の番組は朝のワールドニュースなら、アメリカやヨーロッパの国々の前日夜のニュース番組を同時通訳付きで流している、というもの。 だから、日本で世界の出来事を知ることができるのだが、それはあくまでニュースを作っている側が選んでいるもの。 日本側で、これが世界のニュースだと選んだものではない。 イギリスBBCならBBCのニュースを、そのまま流している、ということだ。 意図としては、世界各国のローカルニュースを見せる、という感じのもの。 ワールドニュースというと、日本側が選んだ世界のニュース、というようなニュアンスになると思うが、そうではない。 あくまでも、その国が選んだニュースを流しているということだ。 ちょっとは編集が入っているのかもしれないが…。 今朝など、どこの国もタイの洞窟の救出完了のニュースを流していた。 国が変わっても、何度も同じものを見ることになる。 中等紛争なども、ヨーロッパでは普通に流れている。 移民の流入の問題もあり、地政学的にも、歴史的にもヨーロッパは無関心ではいられないのだろう。 そう思って見てみると、日本のニュースはすごくローカルだ。 ほとんどが国内のニュース。 欧州の中東に当たる地域は、今なら北朝鮮だろう。 その動向などは、あまり知らされない。 日本のマスコミはすごく内向きだと思う。 その点、日経はよくなった。 イギリスのファイナンシャル・タイムズを買収したからだ。 「ふーん、そうか」という記事が多い。 あれだけでも、価値があると思う。 こないだBSフジだったか、ニュース番組をやっていた。 その中で、韓国のコメンテーターが、日本は報道番組が多すぎるというようなことを言っていた。 聞いていると、彼のいう報道番組とはワイドショーのことだった。 それはそうだろう。 午前中数時間、午後に数時間はワイドショーをやっている。 ちなみに、今日の毎日放送を見ると、 5:25-8:00 あさチャン!【なぜ今?川氾濫で避難▽豪雨の夜に自民宴会】 8:00-9:55 ビビット【西日本豪雨緊迫瞬間を映像で分析▽雨やんだのになぜ?広島でまた川が氾】 9:55-10:25 よりどりマーケット 10:25-13:55 ひるおび!【西日本豪雨被災地の今土砂災害で孤立▽日大アメフト理事「腹立たしい」】 13:55-17:40 ちちんぷいぷい【豪雨被害いまだ全容見えず▽京都四条で昭和レトロ▽大阪のぶどう】 17:40-18:15 Nスタ 18:15-19:00 VOICE【復活へ英語でjapan=漆発祥の地のプライド…奈良・曽爾村の挑戦!!】 という具合。 前にも書いた気がするが、朝の5時から19時までずっとワイドショーというか、情報番組になっている。 局アナ司会で安い芸人を使い、取材代わりに新聞を使えば一番安いからだろう。 こんな状態で、クオリティが保てるわけがない。 最近、欧州でもアメリカでもポピュリズムということが言われているが、日本ではそれらを煽っているのは低レベルのワイドショーだ。 海外のニュースを見ていると、本当にそう思う。 |
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