考えたこと2

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ワールドニュース
NHKのBSでワールドニュースというのをやっているが、これは「世界各国のニュース」という意味だ。
「ワールドニュース」というとニュアンスが違う。
ネーミングは「ニュース・オブ・ザ・ワールド」としたほうが正しい。
と書いてみたが、読んでみるとなかなか違いがわからない。

実際の番組は朝のワールドニュースなら、アメリカやヨーロッパの国々の前日夜のニュース番組を同時通訳付きで流している、というもの。
だから、日本で世界の出来事を知ることができるのだが、それはあくまでニュースを作っている側が選んでいるもの。
日本側で、これが世界のニュースだと選んだものではない。
イギリスBBCならBBCのニュースを、そのまま流している、ということだ。
意図としては、世界各国のローカルニュースを見せる、という感じのもの。

ワールドニュースというと、日本側が選んだ世界のニュース、というようなニュアンスになると思うが、そうではない。
あくまでも、その国が選んだニュースを流しているということだ。
ちょっとは編集が入っているのかもしれないが…。

今朝など、どこの国もタイの洞窟の救出完了のニュースを流していた。
国が変わっても、何度も同じものを見ることになる。
中等紛争なども、ヨーロッパでは普通に流れている。
移民の流入の問題もあり、地政学的にも、歴史的にもヨーロッパは無関心ではいられないのだろう。

そう思って見てみると、日本のニュースはすごくローカルだ。
ほとんどが国内のニュース。
欧州の中東に当たる地域は、今なら北朝鮮だろう。
その動向などは、あまり知らされない。
日本のマスコミはすごく内向きだと思う。

その点、日経はよくなった。
イギリスのファイナンシャル・タイムズを買収したからだ。
「ふーん、そうか」という記事が多い。
あれだけでも、価値があると思う。

こないだBSフジだったか、ニュース番組をやっていた。
その中で、韓国のコメンテーターが、日本は報道番組が多すぎるというようなことを言っていた。
聞いていると、彼のいう報道番組とはワイドショーのことだった。
それはそうだろう。
午前中数時間、午後に数時間はワイドショーをやっている。

ちなみに、今日の毎日放送を見ると、

5:25-8:00 あさチャン!【なぜ今?川氾濫で避難▽豪雨の夜に自民宴会】
8:00-9:55 ビビット【西日本豪雨緊迫瞬間を映像で分析▽雨やんだのになぜ?広島でまた川が氾】
9:55-10:25 よりどりマーケット
10:25-13:55 ひるおび!【西日本豪雨被災地の今土砂災害で孤立▽日大アメフト理事「腹立たしい」】
13:55-17:40 ちちんぷいぷい【豪雨被害いまだ全容見えず▽京都四条で昭和レトロ▽大阪のぶどう】
17:40-18:15 Nスタ
18:15-19:00 VOICE【復活へ英語でjapan=漆発祥の地のプライド…奈良・曽爾村の挑戦!!】


という具合。
前にも書いた気がするが、朝の5時から19時までずっとワイドショーというか、情報番組になっている。
局アナ司会で安い芸人を使い、取材代わりに新聞を使えば一番安いからだろう。

こんな状態で、クオリティが保てるわけがない。
最近、欧州でもアメリカでもポピュリズムということが言われているが、日本ではそれらを煽っているのは低レベルのワイドショーだ。

海外のニュースを見ていると、本当にそう思う。

| | 考えたこと | 21:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
アマゾンプライムデー
日本では7月16日に、アマゾンプライムデーが実施される。
アマゾンプライム会員のための夏のバーゲンセールだ。
プライム会員は年間一括で、3900円払えば会員になれる。
会員になったら、プライムミュージック聴き放題とか、プライムビデオ見放題とか、お急ぎサービスが利用できるとか、いろんな特典がある。

アメリカではプライムの特典が多いのか、今は120ドル。
日本の3倍だ。だいたい、13200円。
ちょっと高いと思う。会員を維持するかどうか、難しいところ。

アメリカ発の記事で、もうプライム会員やめよう、というのが出てきた。
さすがに1万円を超えると、そういうのも出てくるだろう。
アマゾンプライムデーのページを見ると、アマゾンのクレジットカードなどを併用すると、10%のポイント還元になるとか書いてある。
このチャンスに買おう、と思わされる。

アマゾンにはまると、例えば文房具屋に行って探せば見つかるようなボールペンの替芯なども買おうとしてしまう。
一つならさすがに送料が必要だから、いくつかまとめ買いして送料無料にしようとする。
そんなふうに、ついつい使ってしまうのだ。

日本ではまだ会費が安いが、アメリカの記事によると、会費を払うのだから送料無料で取り返そうという意識になるらしい。
アマゾンで買うものが、最初は年に2個だったが、プライム会員になって10個に増え、次の年は112個になったという。
それも、近所の店で買って帰れる細かいものばかり。

アマゾンはそういう心理をよく知っている。
アメリカの消費者情報研究所の調査では、プライム会員は非会員の2倍以上散財し、アマゾンが年会費を値上げするともっと買う、という結果がでているらしい。

会員を辞めた記事の著者は、アマゾンが銀行や製薬もやる気満々で、警察にリアルタイムの顔認証技術を売り込んでおり、この拡大路線を支えるのは尋常ではない労働条件で働く倉庫作業員や、もっと過酷な条件で働く配達作業員だという。

日本でもクロネコヤマトが問題になった。
同じことだ。

ここまでアマゾンが肥大化すると、どうしたものかと思う。
以前は本の通販だけだったが、今や無いものは無いという感じ。
街からは本屋がどんどんなくなっていくし、商店街にシャッターが増えたのもアマゾンの影響があるとも思う。
ものを買いに行くほうが、効率的だという意見もある。
たしかに、1個ずつ運ぶのにはエネルギーが要る。

インターネットの通信販売というのは、どうなっていくのだろうか。



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