考えたこと2

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公務員の効率化
東京の女児が虐待を受けて死んでいたという事件。
その事件だけでなく、児童相談所がいまだにFAXでやり取りしていた、という。
折しも、名前だけは大層な「世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」が発表された。

お隣の韓国やデンマークでは行政のIT化は進んでいると聞く。
生産性が低いと言われ、労働人口が減る日本、効率化を図って公務員の数を減らし、ちゃんと稼げる人たちを育てないといけない。
税金を使う人を増やしてはいられないのだ。

日本はようやくマイナンバーが出来て、IT化を進めようというところ。
近所に市役所の出張所があるが、そこは結構IT化が進んでいる。
市民への直接のサービスに限っているからだろう。

それでも、行政のIT化は遅れている。
引っ越しをしたら転出届、転入届を別々に出さないといけない。
全国同じシステムにしていたら、または互換性があれば、どちらか一つに出せばOKのはず。
国は地方に影響を及ぼすくせに、肝心のシステムの互換については何も言わない。

前にも書いたが、いまだに「いろは順」で並べているものもある。
これは地方ではなく、年金事務所だ。
友人がアルバイトをしていて、驚いたということだ。
それはそうだろう。
いろは順に並べる意味など、どこにあるのだろうか。
きっとそれがそのままになっている事自体、不要だということだ。

国も地方も、効率化という観点で仕事をしているとは思えない。
市役所に行ったら、たくさんの人が並んで仕事をしている。
本当にあれだけの人がいるのだろうか。

地方公務員は1994年に328万万人いたが、2017年には274万人になったという。
一見減っているようだが、去年の統計では、非正規職員が64万人(実際には任期6ヶ月未満や週勤務時間が20時間以下の人は含まれない)。
94年当時の非正規職員数は、性格な統計が無いようで、10万人程度とすると、ほとんど減っていないということになる。

要は、正規職員を減らして、非正規職員に置き換えただけということだ。

人口が減り、市町村合併も進んだことを考えると、もっと減ってもいいはず。
サービスの内容はさほど大きく変わっていないし、この間にIT化が進んだことを考えると、人員減の努力をしていないと言ってもいいのではないか。
ものを作ったり、新たなサービスをどんどん生み出したりしているわけではないのだ。

きっと、わけのわからない前例踏襲があったり、未だに「いろは順」の資料があったり、きっと誰も効率化に手をつけていないのだろう。
児童相談所のFAXなどカワイイものかもしれない。

もっと真剣にやれるはず。




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