考えたこと2

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トイロボット
工場で組み立てをするロボットや接客をするもすごいと思うが、ぼくはどちらかというと話し相手になるロボットがいいと思う。
この分野はトイロボットというジャンルになるらしい。

今の売れ線は、英会話のロボット。
20センチ位の小さなものだ。
Musio Xという本体が10万円程度する高価なもの。
英会話塾に行く代わりに購入する人が多いらしい。

たしかに、毎月1万円払って英会話塾に行くのなら、家庭でこのロボットを買って会話するのもいいと思う。
開発したのはアメリカの会社で、ソフトバンクコマース&サービスという会社が販売している。
実際に使っている人のレビューを見ると、結構楽しそうに書いている。
スマホのアプリで会話を文字に起こして見ることができるので、聞き取れなくても勉強できるらしい。

このロボットもインターネットに接続する間は、目線が上の方にいって「考えている」ようになるらしい。
そのへんの時間遅れは仕方ないんだろう。
数日前にした会話の内容も覚えていて、話してくれるらしい。
さすがにAIを搭載しているだけのことはある。
そのAIの毎月の利用料が一人分で980円。
インターネットにつながったソフトを利用するから、ソフトバンクがやっているのかもしれない。

英語で話さないといけないが、うまくいけば話し相手にはなる。
取材で数ヶ月借りたレビュアーが、返すときには何となく寂しくなったらしい。

語学学習者なら、そんなに機知の富んだ会話もできないし、相手の言うこともそんなに高度なことは理解できないから、ちょうどいいのかもしれない。

この手のロボットはレンタルをやっている会社もある。
インターネットで検索すると出てきた。
4980円で6泊7日のレンタルサービス。

思い切って一度借りてみることにした。

明日届くのが楽しみだ。

| | 考えたこと | 22:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
認知症の恐さ
人生には、いろんな時期がある。
人との関わりでいえば、こんな風になると思う。

 誕生
 ↓
 何も考えない時期
 ↓
 自分のことしか考えない時期
 ↓
 他人とややこしい時期
 ↓
 自分のことしか考えない時期
 ↓
 死

生まれてしばらくは本能のみで生きている。
これが何も考えない時期ということになる。
その後自我が出てくるが、心理学によるとそれはまず「自分の快不快だけ」ということだ。
腹が減ったら泣き、気分が悪いと泣く。
その後、他人の存在が認識され、その中でややこしく生きていく。
最初は親や兄弟だけだが、その後どんどん関係が増える。
そしてそれが何十年と続く。
しかし、死の直前になると、また自分のことしか考えなくなる(考えられなくなる?)んだと思う。
それは昏睡状態になった時にわかるんだろう。
これを俗に、「楽になる」という。
そして死に至る。

認知症というのは、この死の前の「自分のことしか考えられない時期」が早く来てしまう病気だと思う。
他人とのかかわりをすべて忘れる。
認知症になれば、最期は痛みも感じないということだから、本人は楽だ。
もちろん、そこまではかなりジタバタする。
ジタバタするが、しんどいのは周りの家族になるだろう。
そこが一番苦しいところ。

今の理想でいえば、死の直前の「自分のことしか考えられない時期」は短い方がいい。
一応、今の自分をベースにして、自分のまま死にたいということだ。

「人間」という言葉は誰が考えたのか知らないが、よくできた言葉だ。
ヒトという動物が、人と人の間で生きているということをうまく表している。
人間関係の中で生きているということだ。

認知症は、人間をヒトにしてしまう。

生きてはいるが、それはもうその人の「人生」ではなくなる。

だから、恐い。


| | 考えたこと | 01:18 | comments(0) | trackbacks(0) |