考えたこと2

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ルワンダのドローン
BSワールドニュースで、アフリカのルワンダでは血液をドローンで届けている、というニュースをやっていた。

カリフォルニアのベンチャー企業が開発した飛行機型の高性能ドローンで、テレビでみたのは主翼の長さが1.5mくらいあるもの。
プロペラが2つ付いていた。
本体に血液の輸送用の箱を入れ、目的地の上でパラシュートで落とす。
ちゃんと病院の庭に落ちていた。
基地ではパソコンが何台か並んでいて、おそらくGPSで飛行経路はプログラムされ、自動で行って戻ってくる仕組み。
これによって、手術用の血液を届ける時間が早くなったとのこと。
空からの様子を見ると、ジャングルの上を飛んでいるようで、交通機関がないところでは威力を発揮するだろう、と思った。

これを見た人たちは「この仕組みを発明した人に神のご加護を」と言っていた。
ドローンというと、4つのプロペラのヘリコプター型ばかりが想像されるが、飛行機型のドローンもある。
やっぱり飛行機型のほうが、長距離を飛ぶのには適しているのだろう。

軍事では偵察用のドローンとか、実際に攻撃をするドローンとか、物騒なものもある。
人類を進歩させたのは戦争だという人もいる。
実際は当たらずとも遠からずなんだろう。
未来の戦争は、GPSで制御されたドローンが爆弾を運び、命中させるようになるだろう。
小型の軽い爆弾なら、もう実用化されているが…。

未来の戦争では、開戦と同時にGPSの衛星を攻撃するんだろうなあ。
そうすれば、位置情報がなくなるから、無人攻撃はできないし、経済的に与えるダメージも大きい。

その上で、各国のネットワークを機能停止させるような攻撃が来る。
時々映画やドラマでやっている、ハッキング犯罪の大きなヤツだ。

しかし、経済的には国境がなくなりつつあり(トランプ氏は復活させようとしているが)、民間のコンピューターのネットワークは、どんどん広がっている。
ぼくらはグーグルやアマゾンなしには生活は考えられない。
これが行くところまで行ったら、どういう未来になるんだろうか。

人類は性懲りもなくまた戦争をするんだろうか。
地球を滅ぼすことができる武器を手に入れたことで、大きな戦争は起こらなくなった。
とりあえず、この70年間は起こっていない。
皮肉なことに、武器が戦争を抑止している。
でもまあ、これはある種の真実だろう。

でも、世界のどこかではずっと戦争をやっている。
規模は小さいが、民族紛争や宗教紛争だ。

第二次大戦が終わった後、人々はもう戦争は嫌だと思って、いろんな事を考えた。
でも、その直後から米ソの冷戦が始まったのも事実。
いろんなところで、代理戦争が始まった。
しかしソ連が崩壊し、ベルリンの壁が崩れ、世界は平和になるのかと思った。
それは見通しが甘かったということだ。

人は生まれる時代や土地を選ぶことはできない。
ぼくらは幸いにも、第二次大戦後しばらくして日本に生まれ、70年間の平和を謳歌することができた世代。
平和ボケして、今になって、何もできなかったのかなと思う。

確かなことは、平和平和と唱えていても、平和にはならないということだ。

ルワンダのドローンのように、新しいものを始めないと、一歩も進めないぞ。




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